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昨夜の地震

昨夜の地震、ほんとうに驚きました。

低層階に住んでいるので、揺れそのものはそこまで激しくはなかったのですが、横揺れが1〜2分続いて、家がミシミシいってました。棚からモノが落ちるようなことはありませんでしたが、揺れが長く続いてたので大きく感じたのだと思います。


揺れそのものよりも、停電が怖かったです。

揺れ始めたのとほぼぼ同時に、部屋の中の照明がスッとF.O.して、まるでホラーのようでした。一瞬、電気代の支払いが忘れていた?でもこのタイミングで消される??と思ってしまった(じつはお恥ずかしながら過去に支払遅延に気づかず電気が使えなくなったことがあるので)わたし。揺れがおさまっても、暗い中では支払い用紙を探せないじゃん、とそれでちょっとパニクりました。

東京の夜は街灯で明るいので、こんなときは部屋のカーテンを開けたほうがよいのですが、そういえばわがマンションは工事中ですっぽり紗幕に覆われていたのでした。それで日中晴れていても曇りに感じるくらい、光があまり射さない状態です。夜になった今、かろうじて信号の明かりが透けて見えましたが、外もとても暗く感じます。
地震が起きたらとりあえずNHK、とTVをつけたくても、それができないことに不安をおぼえました。
とりあえずスマホの光を頼りに懐中電灯を探し出しましたが、こうなると気になるのが充電。まず最初にモバイルバッテリーを確保。スマホだけでなく、タブレットやPCもこれでとりあえずは使えます。TVが見られないならPCで状況をと、思ってここで気がつきました。
Wi-Fiが使えない!
あー、そうだよね、ルーターも切れますよね、と思いながらテザリング開始。東京電力のHPを検索(この時点でまだ自分のせいで電気がつかないと思っている)、すると都内全域で停電が発生していることがわかりました。地域別に細かく停電軒数を見ることができるのですが、なんとわたしが住んでいる区も該当しています。(実家がある地域は停電してなかったそうです)なんだ、わたしのせいじゃないじゃん、そうだよね、そういえばこの間ちゃんと払ったもんね、とそこはとりあえず安心したものの、この停電がいつまで続くのか、次なる不安が襲ってきます。
もう一度外に目をやると、確かにほかのマンションの灯りもついていません。紗幕のせいもありますが、先程はやはり動揺していてちゃんと見えてなかったんですね。(地域によっては信号が消えていたところもあったようなですが、信号がついているだけでもかなり安心することができました)

ラジオがどこかにあったはずですが、暗い中では探せず。暖かい飲みものを飲んで落ち着きたかったのですがお湯も沸かせず。とりあえず水はちゃんと用意があったのでそれを飲んで深呼吸。直後に母とLINE電話で話してはいたのですが、その後もずっと暗くて不安だったので、音声配信のSNSを立ち上げてそこで話したり、情報を交換したりして気を紛らわせてました。
およそ、2時間後、ようやく復旧。明るくなると、それだけでほっとしました。

ほかの地域と比べることではないと思うのですが、津波が発生していた宮城や福島と比べて、東京の被害はそこまでではなかったと思います。ただ、都内の大部分の地域が停電するなんてよっぽどのこと、という不安がわたしの場合大きかったように思います。3.11の計画停電の際にもわたしが住んでいる地域はそれを免れていたのに、、、みたいな。そして、いざというときにTVが見られないことも。


今回の2時間ほどの体験で学んだこと

*モバイルバッテリーの大切さ
 結果的に今回は使いませんでしたが、とりあえず“ある”というだけで安心感が違います。デバイスが多いので2つ持っていてよかったなと思いました。あと、いつもバッテリーを持ち歩くポーチにケーブルを入れておいたのも安心に繋がりました。いざというときに、ケーブルがないと宝の持ち腐れ状態になっちゃう。さらにいうなら、わたしはすべてタイプCでいいので、それもよかったなぁと。新しく買ったモバイルバッテリーのほうはケーブル内蔵型でマイクロBもライトニングもついているのですが、それとは別に一本すぐ用意しておくと安心だなと実感。

*Wi-Fi
 そう、停電すると切れるんですよねコレが。今回、Docomoなどのキャリア回線が繋がりにくくなるようなことはなかったみたいですが、時間帯とか状況によってはこれもどうなるかわかりませんし、むやみに使うと通信量が増えてあとで請求がきたときに二度びっくりになる可能性あり。わたしはべつに楽天回線(しかも無料期間中)を契約していたので、そちらでテザリングしてました。まもなく無料期間は切れてしまうのですが、やはり複数の会社と契約していたほうが、使い分けられてこれも安心に繋がる気がしました。

*TVが見られないときはtwitter
 たぶん、情報のはやさは一番なんじゃないかと思います。なかにはフェイクが混じっている可能性もなきにしもあらずですが、日頃から信用できるアカウントをフォローしておけばそこまでTLを見て不安を煽られることはない気がします。これと、ネットニュースを総合して状況判断、という感じ。

*緊急の際にもしかるべき人たちが働いてくださっているということ
 停電中、何度か救急車の音やサイレンの音が聞こえてきて、それもまあ不安といえば不安(もし火災が起きてたら、、、などと思ってしまったので)ですが、逆にいえば、こういう状況でも任務をこなしてくださっている人たちがいるんだ、というのは心強いことなんだと考えるようにしました。あとからニュース映像で見ましたが、信号が消えてしまった地域では警官が出動して赤色灯で誘導をしていました。つまり、非常時にきちんと機能してくださっていたということです。わたしの家の近所はびっくりするほど静かで(時間帯もあったと思いますが)眠ってしまえばいつもどおりの夜だったんじゃないかという感じでした。もしほんとうの非常事態であれば、然るべき人たちがきちんと対応してくれるのだろうと冷静に判断しつつ、それに寄りかからずに自分もできることをしておく、というのがいいんだろうなと。





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