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マロンシャンティ対決!東京会館vsパレスホテル東京

東京会館とパレスホテル東京のマロンシャンティ。どちらも創業時からの名物スイーツです。実は商品名が違っていて、東京会館の方は「マロンシャンテリー」、パレスの方は「マロンシャンティイ」。

「シャンティイ」というのは生クリームと砂糖を泡立てたもので、フランスのシャンティイ城で腕をふるっていた宮廷料理人ヴァテールが考案したとされています。
 
こちら↓はシャンティイ城を訪れたときに食べたクレームシャンティイ。

マロンシャンティの元祖と言われているのが、東京会館のマロンシャンテリーなのですが、パレスホテルのマロンシャンティイもかなり似ています。
 
というものも、パレスホテル東京の初代総料理長・田中徳三郎氏は、13歳のときから帝国ホテルで修業しパリ留学、その後1950年から東京会館調理部長になり、1961年からパレスホテル取締役調理部長になられた方なのです。つまり、ルーツは一緒なのですね!

東京会館の通常の「マロンシャンテリー」は¥1,080。秋限定の特別なマロンシャンテリーもあります。今年は創業 100 周年で、特別なメニューになりますが、昨年は9月に「マロンシャンテリー アールグレイ」がありました。 10月には今年も笠間産の新栗をつかった「プレミアムマロンシャンテリー」 1,836円が登場しました。

マロンシャンテリー アールグレイ

パレスホテルの方の通常の「マロンシャンティイ」は¥1,400。”秋の味覚”として、長野県小布施産和栗を使用した「小布施産和栗のプレミアム マロンシャンティイ」¥2,400、四万十川流域の和栗を使用した「プレミアム マロンシャンティイ」¥1,900が登場します。

東京会館
東京会館(笠間産の和栗)
パレスホテル
パレスホテル(四万十川源流地域の和栗)

<マロンシャンテリー誕生>
日本の洋菓子の祖として知られる、東京會舘初代製菓長 勝目清鷹(1900~1972)がモンブラン(白い山のデザート)を見て、1950年頃、日本人向けにアレンジして発案したと言われています。

<白い雪をまとった小さな山>
朝日に輝く頂の新雪のようにまばゆい生クリームの山の中には、金色にかがやく栗が隠れています。このデザートは、生クリームと栗のシンプルなデザートだからこそ、パティシエの腕と素材が問われるお菓子なのです。

東京會舘公式サイトより引用

Marron Chantillyマロンシャンティイ
時代を越えて愛される、パレスホテル伝統のシグニチャーでもあるスイーツ。
「栗と生クリームだけのシンプルなデザートだからこそ、お客様に驚きと感動を与えたい。」と受け継がれている田中の教え通り、1961年のパレスホテル開業時から変わらないこだわりが詰まっています。
栗は全体になめらかにするのではなく、粗めに裏ごしし小さな粒を残すことで食感に変化が加わり、噛むほどに風味が口に広がります。また土台のジェノワーズに乗せる際、ふんわりと空気を含ませて固めることでほろりとした食感に。軽やかな口あたりに仕上がります。
* グランド キッチン (1F)、ザ パレス ラウンジ (1F)、プリヴェ (6F)、スイーツ&デリ (B1F) でお楽しみいただけます。

パレスホテル東京公式サイトより引用

バリエーション豊かなマロンシャンティですが、外見は東京会舘の方が美しく、また栗の味わいも、私的には東京会館の方がより強いように思いました。どちらもレストランやラウンジでもいただけますし、テイクアウトもあります。小ぶりの食べ比べセットもあるので、ぜひ色々楽しんでみてください!


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