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幡野さんの写真展

ずっと楽しみにしていた幡野広志さんの写真展「幡野広志のことばと写真展」に行ってきた。

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休日は恐らく混むだろうと予想して、平日に有休をとって行ったのが正解だった。2月11日はかなりの混雑だったらしい。パルコの開店と同時にほとんど一番乗りで会場に入ると、会場には青みがかった大好きな幡野さんの写真たち。新刊の「なんで僕に聞くんだろう。」は2月6日に発売されていて、一刻も早く読みたかったけど、会場で買うと小冊子が付く&幡野さんにサインをもらえるかもしれないという下心にそそのかされ、今日まで待つことにした。

会場で展示を見ていると幡野さんご本人が走っていらした。急いで本を買って、サインをもらおうと待っていたら、私の番になった。名前とどこから来たか尋ねてくれた。全然遠くもない都内在住なので、会話がなかなか広がらず申し訳ない……。そのあと「写真は、どうやってこのショットを切り取ろうと決めるのか?」というアホみたいな質問をしてしまったんだけど、そんなことにも丁寧に答えてくれた(本当にありがとうございました)。本当は何話していいかわかんなかったんですよね。(タイトル写真は幡野さんがサインしてくれてるところ)

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でも、質問してよかった。

自分の目で見ていいと思ったもの、愛おしいと感じたものを素直に撮ればいい。そう思えたので。幡野さんの写真は特にそう感じるんだけど、結局は写真ってその人の視線なんだろう。私が映った写真の中で一番好きな写真って、当時付き合っていた彼が撮った写真だもの。好きな人や愛してる人の写真がいいのは、きっと写真に感情が映し出されるから。幡野さんが撮った優くんの写真や、幡野さんの奥さんが撮影する幡野さんの写真みたいに。

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「なんで僕に聞くんだろう。」も途中コーヒーを飲みに入ったお店でほとんど読んでしまった。こんな文章、私には絶対に書くことはできないって思いながら。これはきっと幡野さんの役割だ。私の役割じゃない。私は私の文章を書いていけばいい。そして続けていけばいい。そんなふうにも思った。

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いい一日だったな。

幡野さんに会えた奇跡。ありがとう。


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