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土曜日の虚無は、マックと相性が良いって話

朝起きる。芋虫モゾモゾで気づけば11時過ぎ。引越したばかりで、洗濯機がないから隣の同期の洗濯機を借りる。洗濯物を回している間に社宅の先輩らに挨拶回り。だが土曜日の昼前、皆さん出掛けてらっしゃる。

仕方ないので解散。炊飯器もないのでメスティンでご飯を炊く。熱せられているメスティンの上に缶詰を置く。缶詰がメスティンの重りにもなるし、温かいご飯のお供になる。

すごい効率的

完成。独身独り暮らしの土曜のお昼はこんなんでええんや。食材に感謝。

完璧

食べ終わった頃に洗濯が終わったとの連絡。終わった洗濯物を外に干す。外は寒いな、午後から何をしようか。やらないといけないことを紙に書き出してみる。今日やる必要もないし、明日一気に片付ければいいかという思考転換。今日はゆっくり家ですごそう。

優雅に読書タイムといきたいとこではあるが、眠くなり挫折。ベッドで横たわり、ジョジョ2部を観賞。次第に眠くなり目覚めたのは18時前。そのときの感情、虚無である。虚無を引き摺りながら、気づけば夜まで引き摺ってしまった。

さてこんな経験を皆さんもお持ちではないでしょうか。

こんな時に唯一対抗できる手段として提示したいのがマックである。マクドナルドである。その存在を表現するなら、「暗闇を照らす光のような」とまではいかないかもしれない。むしろ僕から言わせてもらえば、「小バエが群がるど田舎の自販機」のような存在だと思っている。

チャリ漕いで持ち帰ってきた。外クソ寒い。

僕は両親と住んでいた中高生の頃、家が嫌いだったのでよく深夜徘徊していた。親は無関心なので特に何も言わない。ただ無視されたり、閉め出されることもあったけど。そんなときに僕の拠り所だったのが、「虫が群がる自販機」や「ローソンのおでん」、「屋根のあるバス停」だった。バス停でなんとなく過ごして、寒くなればおでんで身体を暖め、それでも寒くなればココアを買って暖まっていた。黄金時間だ。

虚無な時間、マックに対してもその頃と同じような感情が生まれる。マクドナルドじゃなくてモスバーガーでも同じかって言われると違う気もする。言語化が難しいけれども、誰もが謎のこだわり、アナザースカイみたいなものってあるよね。

あ、でもひとつ勘違いしないでほしい。昨今若い方が「深夜×マック=エモい」という方程式を編み出していたけれども、決してエモいとは思わない。深夜にマックを見ても食べても別に感情は揺れ動かない。

「厚切りスパイシーベーコンてりたま」
けっこう辛かった。
「桜もちパイ」
味はそこまで!笑


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