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自己都合な生物多様性

畑で育てている穴だらけの小松菜。
かなりたくさん食べたけど、
食べるのはオットと2人だから、限界が。

硬くなってきたので
全て収穫。
軽く湯通しして冷凍することにした。

茎と葉に分けて、湯通し。
しっかり水気を切る。

多少栄養が流出しても、湯通ししたのは、
カサを減らすため、万が一虫などがついて
いた場合を考えてのこと。


最近になって思い出したことがある。

瀕死の小松菜と青梗菜が
収穫までこぎつけたのは、

もしかしたら、カエルのお陰かもしれない。

暖かくなってきた4月中旬頃、
大根の葉っぱに虫がいないか見ていたら
突然、カエルが飛び出してきた。

水辺もない、こんな場所にカエル!?

その後も、同じ場所で数回出くわした。

今思えば、虫が増える一方で、
段々と弱っていた葉物野菜と大根が、
みるみる成長をし出した頃と一致する。

その時は単に、温度が上がり、
育成適温になったのだと思っていたが…

あのカエルが、
虫を食べていたのかも知れない。

遡ること数ヶ月、
まだ寒い時期に、畑を耕していて、
寝ぼけたカエルを見つけた。

ごめん、ごめん、と埋め戻した記憶がある。


おとぎ話みたいだけど、
あのカエルじゃない?

そう思うことにした。



薬に頼らずに、野菜を育てるため、
出来ることは、生物多様性を利用する事

多種多様な種類の生き物が棲むことで
良い環境が生まれるのだとか。


言いたい事は分かる。

でも、ワタシは
自分にとって都合の良いものを残して
都合の悪いものを排除している。

野菜を齧る虫や幼虫は、
速攻で捕殺している。

野菜が精進料理なんて、
とんでもないと、思っている。

野菜も、何かの命と引き換えている。

人間に都合の良い"生物多様性"を
考えた人間こそ、
最悪の害虫
だと確信している。

地球を穴だらけにしている。
それなのに、
誰にも駆除されないのだから。

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