高齢母とのふたり暮し②
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
高齢母を私達の家に引き取ってからのお話
やはり、生活のリズムが異なる家族が増えるということは大変な事でした。
元は、娘夫婦と幼稚園児&小学校低学年の孫、そしてパートで働く私の家へ高齢の母が入ったのですから、もう毎日がワチャワチャです。
残念な事にお風呂が2階、リビングが1階の我が家です。
膝が悪い母の部屋を2階にするしかなく、いちいち不便な事は間違いありませんでした。
ある日、階段かどこかで更に膝を痛めてしまった母をおんぶした娘が腰を痛めました。
かと思えば、
母の部屋から、大音量でテレビの音が漏れ聞こえるのが発覚。
お隣の息子さんが大事な入試を控えた頃でした。
耳が悪いにも程があり、補聴器も嫌がるのでボリュームを平気で60に上げてしまいます。
それはやめてもらわないと大変なご近所迷惑です。
そして、
誰かが仕事に出掛ける時は起きて送り出さなくては…と、母も無理して気を遣う始末。
「寝てて良いのに〜!」と、何度言っても聞き入れてくれませんでした。
そんな問題山積みの頃、コロナ禍に突入。
娘の夫が都内の病院を廻る仕事をしていたので、慌てて母の疎開先を探しました。
候補地は茨城県某所。
亡くなった父が好きで住みたいといっていた馴染のある場所で探しました。
何度も埼玉の自宅と茨城を行ったり来たり🚙💨
やっとの思いで、駐車場、IHクッキングヒーター&エアコン付、バリアフリーの格安平屋一軒家を契約しました。もちろん高齢者には欠かせない病院も近いところです。
周りは畑と森に囲まれた秘境なので、テレビのボリュームが60でも70でも、文句を言うご近所さんはいません。
引っ越しは最低限の荷物を軽の愛車で運びました。
大家族から隔離されて寂しさはありますが、抗えないコロナ流行という状況の中で、母も気に入ってくれたようでした。
わたしが仕事をやめるまでしばらくは、週末に行ったり来たりの日々が続きました。🚙💨💨💨
が、
そんな中、わたしの身体に異変が起きたのでした。
母89歳、私59歳の時です。
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