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メンタル不調後の働き方について➖復職Ver.➖

こんにちは、maru 𓈒𓂂𓏸です。

仕事のストレスや上司のパワハラによって
うつ状態、不安症、パニック発作を発症し
適応障害になりました。

ドクターストップ2回目で休職を決意し
そのあと退職。

10ヶ月間の自宅療養を経て
新たな仕事に就くことになりました𓂃𖤥𖥧𖥣⋆*


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メンタル不調で
休職や退職をしたあとの働き方について
悩む方もいると思います。

障害福祉業界にいた経験や
有資格者として、また当事者としての目線も含め
メンタル不調後の働き方について
つらつらと書いていこうと思います。

まずは【復職組】のみなさん

会社から障害者雇用枠で復職しないか、と打診される方も、もしかしたらいるかもしれませんね。

私個人の意見としては
あえて障害者枠で復職する必要はないと思います。

私は復職せずに退職しましたが
もし復職したとしても役職や部署、雇用形態など
全てそのままで復帰していたと思います。

なぜならば、障害者枠で働くとなると
障害者手帳は必須ですし個人情報(症状や服薬状況、通院先や通院頻度など)を限られた関係者にではありますが、ある程度知られることになります。

私の場合は症状も軽中程度で服薬も月に数回
という状態でしたので
手帳は必要ないかなぁと感じていました。
何よりも会社側にこれ以上色んな情報を知られることが苦痛でした。(休職して傷病手当の手続きするだけでも色々知られてしまうのに)

私のように障害者手帳を取得する必要性のない方や
元の職場で障害者として雇用されることに抵抗がある方もいると思いますので
無理に会社の提案を飲み込むことはオススメしません!働くのは自分自身です。

どういう働き方をするかを決めるのはあなたです!


しかし、障害者枠での働き方があなたにとって
とても良い環境で合理的配慮にも対応してくれて納得できる雇用形態やお給料、部署である。
というのであれば、それも一つの選択肢だと思います。
障害や精神疾患について理解し、対応して貰えたほうが安心して働きやすいということもあります。


では、なぜ会社は障害者枠をすすめるのでしょう?
それは国から調整金、報奨金、助成金などが貰えるからです。

こういったお金が貰えるというのは悪いお金でもありませんし、悪い意味でもありません。 

※中には貰えるものは貰っておいて、合理的配慮や障害者への対応などずさんな会社もあります。

合理的配慮に対応できる人材育成や雇用、対応するにあたっての調整費などがかかるためにお金はもちろん必要です。
合理的配慮は2024年4月1日より民間事業者に義務付けられることになりましたので
ますます企業側が合理的配慮に対応できる人材を必要としています。
新たに有資格者を雇用したり、育成する動きが出てきています。
きちんと対応できる体制を作り上げるにはお金が必要なのです。

また、法定雇用率と言って、100人以上の民間企業であれば従業員40人以上で2.5%障害者雇用を達成しなければいけません。
そのパーセンテージが満たされなければ国から通達が入り、改善されない場合は行政指導や納付金(罰金のようなイメージ)を払う仕組みになっています。

ここで納付されたお金は、きちんと法定雇用率を達成している会社に払う調整金等に充てられる仕組みになっています。

ちなみに100人以下の企業にも障害者雇用の人数にあわせた報奨金などが出ます。


理由はもちろん上記だけではなく
合理的配慮が必要である場合は障害者枠でないと対応が難しいということもあります。
元の部署や事業所では対応できる人も場所もない
などが理由で勧められることもあるでしょう。

一方で、障害者枠だと昇進も難しくなり
ハードルが高い、高度な業務を
任せてもらえなくなる可能性も出てきます。

本人の負担にならないようにということで
合理的配慮体調の調整をしてくれるので
単純作業や比較的イージーな業務内容になる可能性が十分にあります。
それに伴い、給与の引下げを提案される場合もあるかもしれません。

そうなることでやりがいが失われ
自己実現の機会の喪失につながる可能性も考えられます。
給与が下がれば経済的な負担にもつながります。

ですので、会社がせっかく提案してきてくれるからとか障害者枠じゃないと迷惑がかかるかもなどという考え方はしなくて大丈夫です!
自分自身が1番納得できる形で復職しなければ
また振り出しに戻ってしまう可能性があります。

【復職する場合に気をつけたいこと】

まず、今の会社に納得していますか?
ブラック企業だったりそもそも職場環境や人間関係の悪化でメンタル不調になったのであれば復職はオススメしません。
新天地で働くことをオススメします。

障害者枠か一般枠か、どちらで復職するかは
しっかりと自分軸で考えて決めること

なにより自分自身が不利益を被らないか
ということを第一優先にして考えましょう。 

障害者枠で復職すると決まったら
合理的配慮リストを自分で作りましょう。
どんなときにどんな配慮をしてもらうと
より働きやすくなるか、ということです。

例》気分が悪くなったら15分程度別室で休ませてください。頓服薬を飲んで少し休めば楽になります。

などというように自分の困る場面、それにどのように対応してもらいたいか、を書きましょう。


障害者手帳を取るために行政手続きも進めていかなければなりません。医師の診断書も必要になります。
医師の判断によって診断書を出してくれるところと出してくれないところもあるのでこの辺も要注意です。医師に相談していきましょう!



一般枠で復職すると決まったら
どこまで症状を伝えるかが重要です。
会社や所属先の雰囲気、上長の器の大きさ
なんかで色んなことが変わってきます。
例えば、適応障害で気分の波が激しいので
体調が悪くなったら早退するか休ませてください。
ということをどこまで細かく伝えるか。

私の知っているパターンでは
上長がとても理解がある人で
「少しでも具合が悪いならもう帰っちゃいな、あとは俺が何とかしとくから」
というような対応をしてくれる方もいました。
時と場合、業務内容にもよりますが、そんなふうに
柔軟に対応してくれる人もいます。

一方で、会社側がドクターとのやり取りも希望していて人事のほうでかなり細かく管理される。
また、定期的な面談も多く適宜症状も把握されるといった会社もあります。
管理される分、サポートは手厚いといったところでしょうか。

復職するにあたっては自分自身でも
どうしたいか、どうしてもらいたいか
箇条書きでもいいのでリストにして
なによりもご自身が嫌な思いをしないように対策をしてくださいね。

会社自体はとてもいいところなんだけれども
自分の周りの環境でメンタル不調になってしまった
というのであれば
色々と理解をしてくれてサポートや対応をしてくれるようにお願いをしてもいいかもしれませんね。

復職される前に、"リワーク"と呼ばれる
リワークセンターなどで
復職前のトレーニングをするのもひとつの手です。
今は一部の就労移行支援事業所でもリワークを
行なっているところもあります。

しかしこれも福祉サービスのひとつとなりますので
行政手続きなどが必要になります。
利用料金もかかってくる場合があります。

選択肢がたくさんあるなかで
自分が納得できて不利益を被らない方法
ぜひ選んでいただきたいなと思っています。

長くなりましたが
私の知っている範囲内にはなりますが
少しでも情報提供をして
メンタル不調のみなさんが
働きやすいよう生活しやすいよう選択しやすいよう
引き続き、発信していきたいと思っています。

こんなこと聞きたい!というのがあれば
コメントもいただければ幸いです。

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最後まで読んでくださった方
ありがとうございます⭐︎

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私の経験談が
どなたかのお役に立てれば幸いです。⚪︎◯

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