台湾で占ってもらった話を思い出した。

かれこれ7年ほど前。
当時大学生だったムスメと二人で台湾へ行った。

その旅で、ムスメのやりたいことベスト3に入っていたのが「占い横丁」で占ってもらうこと。
よいどれ横丁とか、のんべぇ横丁、じゃなくて、占い横丁。
もちろんそれもとってもステキだけど、今回は占い横丁。←しつこい。

その占い横丁があるという地下道に入ると、怪しげな占い屋さんがずらっと軒を連ねていた。

地下道なので薄暗いし、なにやら怪しさ120%強。
さすがのワタシの鈍いアラームもちょっとはピピピと鳴る程度。
そもそも、ツアーに入らずムスメの英語力を頼りに来たのに、なかなか英語が通じるところがなくて、そうなるとワタシの無敵のボディランゲージが頼りなわけで(笑)

よくわからんハハの派手な動きに、最初はありえな~い!と笑っていたムスメであったが、その後、その絶大な威力を目の当たりにし、「マジ?マジ?あれで意思の疎通ができるのが意味わからん!!」と驚愕していた。
なめんなよ、ハハのボディランゲージ。(。-`ω-)

台湾では人生のターニングポイントで占いをしてもらうことが珍しくないそうで、気軽に試してみましょう!的なことがガイドブックに書いてあった。

よし、さて、どのお店にしよう。

いくつかガイドブックに載っていたお店もあったけど、
実際に行ってみたら
「本日の予約は終了」とか、
「今日はやっていないよ~すまんすまん」とかそんな感じ。

ううむどうしよう・・

日本語があまりにも通じなかったら、
占ってもらっても
あんまり意味ないしなぁ~と
思わず諦めそうになったそのとき。

たまたま数人の日本人観光客を連れたガイドさんがやってきた。

そして、ある一軒のお店の前で立ち止まり、

「この人が、一番日本語が上手で、わかりやすくて、当たる占い師さんです!」。

はい、この人に決定!!

占い師さんとガイドさんの深ぁい癒着を感じてはいたが、この際
日本語が通じる、ということが大事なのである(笑)


そして、2人そろって占ってもらうことに。

まず入るなり「お姉さん?」と聞かれたので、
「ううん、お母さん」と思わず答えてしまった。

でもお姉さんって言ったから、このひといい人。←何を根拠に。

そして話し出すと・・・
実は日本に何度も来ていて
大変日本通であることが判明。
よって日本語もお上手。
この人なら、言ってることが100%理解できる!!
行きずりのガイドさん、いい情報をありがとう!

まずはムスメから占ってもらう。

生年月日と生まれた時間と、名前を紙に書いて渡すと、

「う~ん、あなたは一生お金に困らないね」

マジですかっ!!!!

・・・ってなんでワタシが食いつく。(*´ω`)


「あなた、面食い?」


・・いや、そりゃ悪いよりいいほうが・・・
ってワタシに聞かれているんじゃなかったですね。(;'∀')

まぁざっくり言うと、男は顔じゃなく心だ!ということで、理想を下げれば、いい出会いがあって平成29年ぐらいからぐっと運が拓ける!ということだった。

結婚する?と聞いたら、心の優しい働き者と結婚して、子供をぽっこぽこ生んで(原文ママ)

だんなさんがお金を稼いでくれるから、人生の後半はお金に困らないよ、とのこと。


未来に明かりが見えたぞムスメ!!

まぁほかにもいろいろ言われていたけど、悪いことはなく、ご本人も満足そう。手相もよかったみたい。


そして次はワタシ。


まず第一声が「免許持ってる?」


へ?


「はい、持ってるけど運転してないです」


「それがいい!運転しないほうがいい!」


「へ?」


「交通事故にあいやすいから、十分気をつけて。車の運転だめね!!


・・・そ、そんなはっきりだめって・・(ノω・、)


でもあまりの言葉の強さに、思わず「はい、やめます!」と反射的に答えてしまったワタシ。

ほとんど、「クスリやめますか?ニンゲンやめますか?」ぐらいの勢いで膝を詰めてきたんだもん。


ニンゲンはやめられないけど、運転はやめられます。はい、やめます。
っつ~かすでにペーパー歴長いんです。ゴールド免許です。←ちょっとドヤ顔

あとは、美術、芸術、手芸、華道、などの方面にセンスがある(ないが)ので趣味に生かすことがいい。

「仕事にするのではなく、そうね~ひまつぶしね~」と笑顔で言われた。

ひまつぶしって(笑)

そして最後に、まるでついでのように、「ご主人のお誕生日は?」と聞かれ、正直に答えると・・

「ええっ?!・・・・」

と言ったきり、黙ってしまった。

・・・・・。

・・・・・・。

あ、あの・・・?


そのとき、私の頭の中では「史上最悪の組み合わせ」とか「近年まれに見る最低のカップル」とか

「よく今までもっていますね」とか、
もう絶対「美女と野獣」とか言われるんじゃないかという予感がしたのだが・・

占い師さんは、かなり引っ張ったあとで、おごそかに机の中からカードらしきものを取り出してきて

水戸黄門の印籠のように、ワタシにそれを示しながら、こう言ったのだった。



「ご主人、ワタシと同じ誕生日ね!!!」。


・・・えっと・・だから・・・なに?(; ・`д・´)


「だんなさん、いいひと。大事にして」。


‥何が言いたい(笑)



そして、最後に、ワタシの手相を見るのに手をとり、ムスメのときはゆっくりじっくり見ていたのに

ワタシのはほんの数秒で

「あなた、とても長生き!丈夫!」


以上。

たしかに昔からやたらに生命線が長いなぁとは思っていたけど。
あなたジョーブ!というワードがツボに入って笑ってしまった。( ´∀`)

しかしよく考えれば、ムスメは人生の後半にお金に困らないんだから、その頃まだ長生きの途中であるワタシはそのムスメの裕福な生活の恩恵をあずかれるってことだよね?ね?ね?

ムスメに親切にしておこう。(*´ω`)

その日の晩御飯の小籠包、ひとつ多めにあげました(笑)

そんな台湾の占いのことを、ふと思い出した今日。
なかなかコロナでどこにも行けない日々だけど、
またいつか訪ねてみたいなぁ占い横丁。

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小さなひだまりとイッヌ。


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