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カスッテラ

先日、お友達が教えてくれた。

「黒船で売ってる、大きなザラメがまぶしてある
「ザラッテラ」っていうカステラがすっごく美味しいらしいよ!」

・・・なぬ?

それは聞き捨てならぬ。

しかも、たまたまムスメが週末に、そのザラッテラ店(略すな)の近くに用事があって出かけるというではないか。

これぞ天の思し召し。

なんでも自分に都合のいいことにする。
おぼしめしめし。

ムスメの都合など聞きもせずに、ザラッテラを
購入して持ち帰ることを厳命。
依頼とかじゃなくて、ほとんど指令。

「あなたも食べたいでしょ?しょ?しょ?」
とムスメの心をくすぐる戦法で、さらにサイトのザラッテラ写真まで送りつけて、決して間違ったものを買ってこないように、万全を期す。

さらに、ザラッテラの説明文まで添付する念の入れよう。

光り輝く宝石のような黒船ブリュレカステラ「ザラッテラ」。
特性の焦がしキャラメルソースに大粒のざらめをトッピング。
ざくっ、じゅわっ、ほわん。新しい食感とひろがる香り。

ほーら、読んだだけでなにやら唾液腺が刺激されるでしょー!
梅干だけに好反応するんじゃなかったのかワタシの唾液腺。和も洋もイケる。

ちなみにこちらがザラッテラ先生。

よくわかなんないけど、敬意を示して先生をつけてみた。

こちらがチョコ先生。

何の比較や。


そして晴れてムスメがミッションをクリアして
ザラッテラ先生をお連れして帰宅。
夕食のあとに、めずらしくそろっていた家族で
実食!となった。

「それなに?」
と興味深げに聞いてきたオットに、

「おっきなザラメがたくさんついてるカステラで、ザラッテラっていうんだって!」

「へぇ」

「あ、もうちょっと感動しなさいよ!」

「だってカステラにはザラメついてるじゃん」

「だ~か~ら~!おっきいのがたくさんついてるの!!」←小学生か

「へ~そうなんだ!どれどれ・・・」

「ね!すごいでしょ!ネーミングもいいよね、
ザラッテラ」

「ザラメのついたカステラだからザラッテラか」

「そうそう!!カスッテラとザラメをかけて・・・ん?いまアタシなんて言った?」

「カスッテラ」


・・・・・。


「いや、えっと、ほら、日本にカステラが伝わったときに、そう呼ばれていたんじゃない?!」

「それ、カスッテラ、じゃなくて、カステイラ」



・・・・。

わ、わ、わかってるもん!(。-`ω-)

あまりにムダにザラッテラを連呼したために、
ザラッテラに引っ張られてカスッテラになってしまった・・・。くぅぅ。
知ってるもん、カステイラ、知ってるもん!!と言えば言うだけ嘘くさく響く・・・。
ひどい。ザラッテラのせいだわ!!(ちがう)

まぁそんなカスッテラなザラッテラは、大変おいしゅうございました。
期間限定発売のようなので、お近くの方はぜひ。

お店でカスッテラください、って言い間違えないように気を付けてね!
(そんなやつおらん)






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なんとなく毎日読むのが楽しみだなと思っていただける文章を書き続けたいです。チョコ先生は腎臓と膀胱にステントを通しており、てんかん発作もあり、さらに胆嚢液体膿腫で胆のうを摘出し、いろいろとオペしてる身の上ゆえ、いろいろともろもろと服薬や治療食などにお力添えをいただけると嬉しいです!