天空で音を味わう 〜八ヶ岳高原音楽堂
標高1500mに建つ六角形の建物。『八ヶ岳高原音楽堂』は、木の温もりあふれ美しい音が響くホールだ。
行ったことがある人たちが口を揃えて「素敵なホールだった」と言うので、いつか、と思っていたらチャンスがやってきた。
【石丸幹二デュオコンサート 〜オータムヴァージョン】
おかげさまでチケットは完売である(なぜか身内目線)
特急あずさで小淵沢に出て小海線に乗り換え、野辺山駅から送迎バス(要予約)に乗り、15分ほどで八ヶ岳高原ロッジへ。
こちらでしばらく待ったあと、シャトルバスで今度は音楽堂へ向かう。
入口も素敵だー。
音楽堂の概要は公式サイトに譲るとして、
中に入ると木材や椅子についての丁寧な説明があり、よくよく考えられたホールなのだなぁと思う。
ホワイエでウェルカムドリンクをいただきながら開場を待つ。
※右側にワインやらジュースやらサンドイッチが並んでいたが、人が多くて撮影は断念。
さて、いよいよ開場。開演5分前まで撮影しても良いと言う。うれしい。
写真にはうまく映せなかったが、窓の外には自然が広がる。この季節の白樺の美しいことといったら。
ジャズギタリストの吉田次郎さんとのデュオコンサートなので、ステージの上はシンプル。次郎さんが演奏するピアノとギター3本。
見上げれば、天からは明るい光が差し込む。
席は会場で抽選。あまりクジ運が良くない私の席はQ1。
ウロウロしてから席に行ってみた。
端だけれど、ステージと同じ高さなので、写真で見るよりずっと近い感じ。そのうえ目前に遮るものが何もない。
隣のご婦人方も「あら、意外とここイイんじゃない?」と話している。
良かった。
↑セットリストは終わった後で公開。
期待していた以上の音と、居心地の良さだった。
次郎さんの激しいギターも、幹二さんの高音も、力強さを持ったままやわらかく響いていく。
音が澄んでいる。
私の好きな『こもれびの庭に』が、いつもより繊細に届く。
『愛の讃歌』も『マイウェイ』も素晴らしく素晴らしい。『蘇州夜曲』、合うなぁ。。しみじみ。
あ、ホールをご紹介しようと書き始めたのに、幹二さん愛になってしまった(語り足りてはいないが)。
かくして今は、八ヶ岳高原音楽堂→シャトルバス→八ヶ岳高原ロッジ→送迎バス→野辺山駅→小海線→小淵沢駅→あずさ→八王子、と
来た道の逆をたどっている途中だ(まだ小海線)。
日帰りだからね。
最後までお読みいただきありがとうございます。