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パナマ料理のワチョデマリスコスと、ペペロンイカ

全国のイカファンの皆さま、こんばんは。軒並みのゲリラ豪雨が駆け抜けていたようですが、ご無事でいらっしゃいますでしょうか。

さて、昨日のイカの日を華麗にスルーしてしまったワタクシですが、こういう「あそび」「たるみ」「ゆるみ」が毎月のイカの日継続の秘訣であると、胸を張ってスルーした次第でございます。これを読んで「この人、完全に開き直ってる」と思っている方が一定数いらっしゃるのも承知しております。

ふにゃふにゃだけど、イカのごとく奥には一本筋(軟骨)の通った人でありたい。この想いがあるからこそ、胸を張って今日もイカの日を喜ばしく迎えられるのです。いつかはきっと、わかって頂けるはず…。

さて、今回は個人的にも少し思い入れのあるイカの日でございます。

イカはすごい。と述べ続けているものの、賛同者なきまま迎えた2020年7月。唐突にイカがすごいことをnoteでも述べた次第です。しかしいざ調理となると、子供の頃の「お手伝い」でイカに少し触れた以外、一から捌いたことがないことに後ろめたさを感じていたため、いよいよ月に一度、イカを捌くことを決意したのです。

今見返すと、初回なのにとてつもなく贅沢なイカを使っていてドン引きます。この時以降、一度も「白イカ」には出会えておりません。

ここからあれよあれよという間に、イカへの理解を示してくださる方々が。大海原のような優しさを持つnoteの世界は、素晴らしいところです。

当初から共にイカ料理を楽しんでくださっているイカ連の方々には、感謝の気持ちでいっぱいです。今や世界に広がるイカ連ですが、府中支部の方、さすがイカ連几帳面委員会 実行委員長だけあって、日程を外すということがないお方です。なんとまさかのイカ墨料理2品で、大量の炭水化物を大量に見せない技。大変美味しそうです!

こちらは副会長のパリ支部の方。一瞬イカ墨載せかと思いきや、これは海苔でした。たらことの合わせ技でクリームスパ。美味しそうです。絶妙な日程調整によるイカの日、素晴らしいです。

また引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。ちなみにイカネタがそろそろ悩みの種となっていらっしゃるご様子なのも、存じ上げております。いいのです、美味しいイカ料理は何度でも食す。イカと戯れることそのものが美しいことであると考えます。

さて、本日は石川県からお越しのスルメイカさまです。

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↑昨日仕入れて冷蔵庫に入れており、賞味期限は本日。ギリギリ感がありますが、まだ目には怒りが滲み出ている様子ですので、一安心です。

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↑奥の子は順調でしたが、手前が軟骨弱く、内臓が途中で途切れました。

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↑皮を剥きます。

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↑げその皮むきも。

以前にイカメンチカツを作りましたが、その時とてつもなく苦労したこちら。今回はその時よりもスムーズにできる方法がわかりました。完璧ではありませんが、結構時短でここまで剥けました。

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↑申し遅れました。本日のメニューその1の具材です。

ジャガイモ、人参、エビ、ホタテ、あさり、アラ(あらあら、何のアラだったか忘れちゃった)魚介はイカ以外全て冷凍ストックより。

ところでみなさま、こちらのパナマ料理のワチョデマリスコス、ご存知でしょうか。内心「やば!知らないかも!」と思っていらっしゃる方、大丈夫です。一発で聞き取れないこのような難易度の高い言葉が出された場合には、それを制する呪文を唱えれば良いのです。「イマカラカタカナゴツカッタラヒャクエンバッキンダヨ(今からカタカナ語使ったら罰金100円だよ)」

その呪文の前に、私は「7月の烏賊の日は、魚介の雑炊を作りました」と答えるしかありません。

レシピはこちらご参照ください。多少のざっくり感ありますが、なんとかいけます。

アチョーテという実を入れるのが、本場っぽいようですが、サフランピラフミックスとパプリカパウダーで代用しました。ターメリックでもいいそうです。

そして、イカが「ゲソ」としか書かれていないのですが、イカの日なのに、one of them(魚介)となるのはいかがなものかと、2杯分のゲソと1杯分の胴を使いました。

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↑下処理を終えた魚介たち。

最近アラを買っては冷凍してます。霜降りして血合をとりました。エビもいつもの通りです。人参とジャガイモも一緒に数分茹でます。

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↑フライパンにサフランピラフミックスとパプリカパウダーを入れて油で少し炒めます。

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↑少しお水を加えます。独特ないい香り!

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↑下準備の時に入れてませんでしたが、刻み玉ねぎとトマトペーストを加えてさらに混ぜ。

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↑1時間ほど水に浸しておいたお米投入。

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↑まるでケチャップライス。

この後、先ほど鍋で2−3分茹でて火を止めたおいた物を、ここにドバーっと投入して、あとはグツグツ煮ました。写真撮り損ねておりました。すみません。

実はこの辺りで頭痛に襲われておりました。今日は例のお注射チクンをしてきましたので、それのせいでしょう。ポカリスエット飲んでしばらくしたら落ち着きました。

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↑ということで、メニューその2のペペロンも、写真がこれだけでした。

ニンニクと唐辛子をオリーブオイルで少し炒めてからイカ投入。ちょっと塩を振りました。

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↑イカの日ご飯!

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↑相変わらず盛り付けが下手だなーと思いつつ、改善する余裕もなく。

アラの存在が大きすぎて、少し押され気味ですが、イカがたくさん入っているの、お分かりになりますでしょうか。

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↑こちらイカペペロン!めちゃくちゃいい香りです。

ちなみに右の小鉢は、チョコマンマのカポナータです。前回作ったのは速攻食べ終えてしまったので、また大量にチョコマンマが作りました。

ワチョデマリスコス、まさかのじゃがいも入りというのがどんな感じなのかと思っていたのですが、煮込み始めて早々のうちからじゃがいもの効果か、かなりとろみが強くなってきました。

そして魚介たっぷり、たまらなくいいですね。イカは皮を剥いたのがやはり良かったです。たっぷり楽しめました。まだ残っているので明日ドリアにでもしたいと思います。

イカペペロンも安定の美味しさです!イカを炒めるとなるとついついバター醤油となりがちですが、ペペロンは今日のワチョデマリスコスにもとてもよく合う味わいでした。

今月も、イカを存分に楽しむことができました。イカをビクビクしながら捌いてから1年、「ゲソの皮が剥きやすくなりました」とまで言えるようになったのだなあと、本当に感慨深いものがありますね。何事も継続することで何か見えてくるものですね。

また来月のイカの日も、楽しみたいと思います。

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