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6月のイカの日…の、その前に。

2021年6月10日は、何の日でしたでしょうか。そうです、どの人にも平等に巡ってくる…けれど生涯で一度しか巡ってこない、西暦2021年6月のイカの日でした。

しかし元々イカの日というのは、とても神秘的なもので…。まるで陽炎のようにその姿を揺らめかせます。ゆらりゆらりと、前後2週間ほど…。

私の2021年6月のイカの日もまた、そうでした。しかし!私の前に昨日突如としてイカの日が現れたではありませんか!!

ではなぜ、昨日だったのか…昨日でなくてはならなかったのか……それは………

↑10日のイカの日にまともにできなかったから、リベンジで購入したイカの賞味期限が、再度1日過ぎちゃったからです!!

ヤバイよヤバイよ〜🍉

実は、イカの日に買ったイカも賞味期限を1日超えてしまい、慌てて炒め物にしておりました…。おいしかったし、おなかも壊しませんでした。…ですが、また同じことを繰り返してしまうのはどうなのかと。

実際のところこんな失態、もみ消してしまって、また炒めものにしてしまえばいいわけで。さらにまたイカ買ってきてシレッと「遅ればせながら、イカの日しましたぁ〜♥」とかもできるのですが。

敢えて、これを正直にお伝えすることもまた、皆さまに今後引き続きイカを最大限いい形で楽しんでいただけるための、啓蒙の意味もあると考えました。

もちろん、ご批判もごもっともでございます。そのお声もお受けする覚悟で書きたいと思います。

しかしその前に…。ややこしいことに、5月のイカの日の話もちょっと絡むのです…。

5月のイカの日には、イカを2杯お迎えしていました。一杯はこちらの記事の通り、イカの寿司に。

↑そしてもう一杯は、同時にこちらを作る予定でいました。

ユイじょりさんの、思い出の味。エウセビオおじさまの味、イカ墨の煮込みと金色のライスでございます。

ずっと前から憧れていたこちら。憧れが強すぎたために、自ら集めたイカ墨で作ってみたいと思っていました。

この想い(←「思い」じゃない。「想い」です)を持ってから、イカ肝を上手に取り出し、そこから繊細なイカ墨を外す…これをコツコツとやって参りました。

しかし、入手しやすいスルメイカやヤリイカでは…

↑このように、わずかな墨しかとれないのです。まだ道のりは長いと思っていました。

しかし!

↑なんとまさかの、4月にコウイカ来ました!

↑覚えていらっしゃいますか?この立派なコウイカ様の墨!!一夜にして墨富豪です。

↑おさらい。こちらコウイカ。

↑大事に大事に包んで、冷凍しました。

あまりにコウイカの墨に感動したため、コレクションのイカ墨の中でも一番大きな墨を出してきて、記念撮影したほどの狂喜乱舞ぶり。

これが遅れて来た4月のイカの日のことでした。

…で、ですね。5月のイカ寿司と同時に、とうとう、このエウセビオおじさまのイカ墨煮込みを、コウイカの墨でやってみたのです!

↑ほら!材料です!!

(レシピはユイじょりさんのnoteご参照ください)

↑金色のライスも炊きましたし!

↑フライパンでゴキゲンに炒めて!

↑セロリの葉っぱも入れちゃって!

さあさあ、クライマックスのマイイカ墨までカウントダウン!

冷凍庫からいよいよ大トリ登場です〜!

↑あ…あれ?なんか色が茶色い…?

どっちかというと肝の色?でも冷凍庫のトレーには、他の肝の冷凍しかない…イカ肝をはどれもちょっと長さがあるし。コウイカの墨包んだときの写真を見返しても、丸っこく包んであるし。どう見てもイカ墨のはず。

↑これも肝だし…

そうこうするうちに、グツグツの煮詰まりつつあるフライパンの中…。

そのうち混乱しまくった脳内では、人間の脳の華麗なる順応力が発揮されていくのです。

これ、黒いはずの墨だけど、冷凍してるうちに表面だけ茶色くなったか、私の目が疲れてるだけに違いない!

いずれにしても、この墨は大きすぎるはず!半分カットで使おう!!お料理再開!

コウイカイカ墨、投入でーす!!

↑…あれ?黒くならないな…

ええい!もう半分も入れてしまえ!!

↑追いコウイカ墨!

…あれれ…黒くならない!!なんでー!!

↑仕方がない…ストックしてたイカ墨も使おう…😭

↑中央…ご覧ください😢わずかに黒くなりました😫

おかしい…本来イカ墨は、ちょっとだけでもかなり黒々するはずなのに…

頭が混乱。

ここでまた、諦めきれずに冷凍庫をゴソゴソ…すると、コウイカのときに取っておいた立派なムチムチ短足ゲソを発見!

↑なぜかこれまで炒める。今日これいらないでしょうが!!

壊れた。

↑盛り付けます。

やっぱり黒くない…。目の錯覚ではないようだ…

↑同時進行のイカの寿司は、一晩寝かせるために冷蔵庫へ。

夕食風景です。写真左は、コウイカのゲソ。バター炒めバジル添え…。

残ったリンゴを擦りおろしてデザートに。多分真ん中の小鉢は、おじさまの煮っころがしですね。

で。煮込みの味…ですか?

はい、肝煮込みの味がしました…。

りんごのフルーティーさが仇に…。みなさま、イカ肝も調理によって美味しいのです。しかし、りんごやチョリソーとは、圧倒的に相性が悪いです。ここ、大事ですので、よーーーーく覚えておいてくださいね。

あまりのショックで、数日は何も考えられず。次の週末、久しぶりに無印に行ったら、なぜかこんなところに、イカ墨が…。

まだ混乱を引きずっていたのでしょう…イカ墨の影を、私はどこかで追っていたのかもしれません……。カゴに入れておりました………。

さあ!!それを使っていよいよイカ墨の煮込みを!

…と意気込んだのが、6月のイカの日なのですよーーーー!長かった!!

ということで、6月のイカの日を無事に昨日迎えられたことをご報告しつつ、今夜はこの辺で。

おやすみなさい😘

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