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タイリクバラタナゴ ちょぼ先生の自己流おさかな図鑑 vol.45

大陸(中国など)からやってきたバラタナゴという意味がある「タイリクバラタナゴ」のご紹介です。

・標準和名 
 タイリクバラタナゴ

・漢字
 大陸薔薇鰱

・学名
 Rhodeus ocellatus ocellatus

・分類(仲間分け)
 コイ目コイ科タナゴ亜科バラタナゴ属

・大きさ
 体長は5〜10cm前後。消しゴムのようなサイズ感。

・生息地(レア度)
 流れが緩やかな河川。支流部。溜池などに生息している。
 タナゴ類の中では、けっこうよく見かけるが知名度は非常に低い。
 スラムダンクでいうところの御子柴くらいである。

・ちょぼ's メモ
 大陸(中国など)からやって来たバラタナゴという意味である。やって来たというと語弊があるので、連れてこられたと言った方が妥当である。
1940年代に長江から、四大家魚であるハクレンやソウギョを移入した際に混入して移植された外来種である。
 ニッポンバラタナゴと交雑し、雑種化して遺伝的多様性が失われつつあり、ニッポンバラタナゴの個体数激減の原因ともなっている。ただし、タイリクバラタナゴに罪はなく、綺麗な婚姻色に癒やされる。タナゴ類の婚姻色は、どの種も息を呑むほど美しい。あと期間限定なのもいい。桜のような儚さもあるので、日本人の趣味趣向にマッチしていると勝手に思っている。
 手軽に飼育できるため人気の観賞魚である。
 食味は情報不足なため不明である。あんまりタナゴを食べている例がないので、美味しくないのかもしれない。食べる気もおきないので、やはり観賞魚向きの魚なのかもしれない。

※写真は、web魚図鑑から転用。

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