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公開オンラインコーチ

かつです
前回オンラインコーチで紹介したTさん、順調に上達して次の疑問を見つけたようなので、オンラインコーチがどのようなものか、本人の意識や変化、ぼくが彼に何をお伝えしているかを公開します。

興味がわいた方はお気軽にご連絡を頂ければと思います。

彼は着地動画と自己評価を送ってくれました。

すごい!正確にターゲットに着地!
ぼくのアドバイスをきっかけにパラシュート操作の魅力に気付いてくれたようです。
やはり好きになって関心を持つことが一番の上達の秘訣です。
技術面を伝えることはできても、興味を持って考えるのは本人だけの領域なので、ぼくには何もできません。
本人の興味とぼくのアドバイスがリンクした、とてもうれしいモニターです。

彼がこのnoteをもとに何を工夫したか、何が変わったかを教えてもらいましょう。


不安の解消、上達の自覚、疑問の発見と次の目標が述べてあります。なんとも伝え甲斐があります。
なによりパラシュートを好きになってもらえたのがとても嬉しいです。

ではビデオの分析を。

ファイナルターンからターゲットまでの距離感は完璧。
ターンの高さも”その8”を参考にしているようで、安全な高さです。
フレアも滑らかに状況に応じた入力でしょう。
充分に上達していますね。

で、ご本人は
‘‘キャノピーに勢いが足りない‘‘
‘‘最後の入力が滑らかではない‘‘
と。

やはり好きになると欲深くなりますね。いい事です。

トグル操作は思考と反復でだいぶ慣れてきたようです。
その操作を生かすために必要なことを見返してみましょう。

おそらく彼はトグル操作に集中するあまり、基本である‘‘ランディング奥義その2‘‘で説明した‘‘安定した最高速‘‘を忘れてしまっています。

そして‘‘その8‘‘でファイナルターンのデッドラインを決める時に思いっきりターンと書きましたが、これはあくまで
どう失敗しても、ターンによる地面との接触を避けるための安全確保の方法として思いっきりと記述しました。
しっかり読み込んで、実行してくれてありがとうございます。
実際のファイナルターンで思いっきりターンするとファイナル飛行スピードにムラを作ってしまいます。

この‘‘安定した最高速‘‘を身に付ければ上記の二つの疑問は解消します。

なぜ最高速を出せていないか?

彼はファイナルターンで急激な左トグルの入力でターンします。

その後‘‘ランディング奥義 その6‘‘のイラストにある‘‘フレア後の挙動‘‘をそのまま実演しています。

ファイナルターンの入力とファイナル飛行がまだ別物で、うまくリンクしていないだけなのです。
結果、ファイナル飛行のスピードが不安定になり
‘‘キャノピーに勢いが足りない‘‘
‘‘最後の入力が滑らかではない‘‘
という疑問が出てきたのです。

わかりやすく早送りでビデオを見てみましょう。

まさに``その6 フレア後の挙動‘‘の図に一致していますね。

彼はその8ファイナルターン高度の決め方を完璧に再現してましたね、説明が足りませんでした。
実際のファイナルターンはなるべく
速度変化しない丁寧なターンをしてください。


左ターンによる加速→失速→再加速の途中、最高速度に達していない状態で接地のタイミングが来てフレアしたのでパワー不足を感じたのでしょう。
結果滑らかな入力では対応できず、勢いよくトグルを引かざるを得ない状況になったのです。

これを解決するには2つの方法がありますが、1つはリスクが高いので、彼には時期が来たら伝えることにしましょう。

で、リスクが全然低い方。
まず丁寧なファイナルターンをして、ファイナルのスピードを最高速で安定させる。

その2その4その6の‘‘フレア後の挙動‘‘のイラストを読み返して

ファイナルでの安定した最高速を出すことに集中してください。

自分が作った速度がフレアのパワーを増減させます。
丁寧なスピード作りを心がけましょう。
スピード=パワー
です。
お忘れなく!


次の課題はファイナルターンからフレアまでを統合することです。
良いフレアを最大限発揮させるために、ベースレグからフレアまで丁寧に組み立てていきましょう。

かつでしたー

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