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Ruby出会って生活の一部になるまで〜Rubyとアヒルと金の卵〜

Rubyとの出会いは2008年、深夜仕事で疲れ切って寝ていたら
「Rubyすごいねん!ダックタイピングすごいねん!なにかわからんでもガーっとないたらアヒルでええねん!」
と勉強会から帰ってきた家族に叩き起こされRubyのよさを語られたことだったと記憶してます

当時の私はCOBOLからJavaへ移行したいサービスの支援をCOBOLの知見を持った側からアシストする仕事をしていました
「Web系も汎用機とは違う面白さがありそうだな〜」と思っていたくらいで、Rubyもダックタイピングも知らない状態
なので「傍迷惑な言語」それがRubyの第一印象でした(とばっちりにもほどがある)

それが2011年に入った会社がたまたまRubyをメインに取り扱っていたのでRubyの世界に足を踏み入れることになりました

すすめられるままコミュニティに行ったら
「仕事でRuby使ってるなんて羨ましい」って言われるし
カンファレンスに行ったら
「Ruby is fantastic!」って言ってる人ばかりだし
なんかRuby界隈の人たちRubyのこと好きすぎないか?言語ってそういうものだっけ?道具でありひとつの実現手段でしかないのでは?
(文化的に)馴染めるか?大丈夫か?と不安しかなかったスタートでした

それから10年とちょっと
気がつけば日々の仕事はRubyを使うプロダクトのお手伝い(エンジニアリングパートナー事業)Rubyで書いて読んで作っての日々(時々違う言語もするけど)

Railsの本(現場Rails)を書く機会があったり
(発行から4年も経っているのに10刷まで出してもらえるの嬉しい)

仕事とはまた違う繋がりができたり
(Ruby Kaigi2016ではヘルパー、Ruby25周年の時はノベルティ係として声かけてもらったり、初期の方のRails Girlsもスタッフコーチやったり)

趣味で行ってる美大の課題は言語指定なかったらRubyで書いているし
(ちょっとしたことは慣れた道具が1番使いやすい。Rubyでクリエイティブコーディングしたいとも思う。やってみようとはした ※追記:その後やれるようになりました!

今ではRubyがすっかり生活の一部で『第一プログラミング言語はRuby』状態です
「Rubyすごいねん!ダックタイピングすごいねん!なにかわからんでもガーっとないたらアヒルでええねん!」
と聞かされた頃からは思いもよらないところまできました
あの時「このアヒルどうしてくれようか」と思いましたがアヒルは金の卵を産んでいってくれたのかもなと思ってます

今ではRubyだけがダックタイピングできる言語じゃないことも知っていたり、便利で使いやすいと思ってます
一方で言語は道具で、ひとつの実現手段なスタンスは変わりなくです
ただ、使いやすい道具は好きになるし、使ってたら道具は手に馴染むし
日々使う道具は手入れするし、手入れしたら愛着わくし、そうして手入れされたものは更に使いやすい
そして楽しそうに道具を使ったり、道具でものを作ったり、道具そのものを作ってる人を見ていると自分も楽しくなるし、輪に入りたくなる
そういうことなのかなと思ってます

この10年でRubyもRubyを取り巻く環境も大きく変わったと感じています
なので次の10年もものすごく楽しみです!
そして私もコミュニティに何かしらできたらいいなと思ってます

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