すーちゃん
大切なお友達のひとりに、読み終えた本を貸してくれる人がいます
「読み終わったら返さなくていいから。売ってくれてもいいしちょびちゃんの好きにしてね」と言って貸してくれるので結果的にいただくことになります^^
ジャンルはさまざまで、でも彼女なりに多分私の好みに配慮した本を貸してくれています
中には漫画も…
そんな彼女からいただいた??一冊がこの「すーちゃん」
カフェで働く独身女性のすーちゃん、空気を読み過ぎてしんどくなったり、自分の老後の心配をしたり、取り巻く人たちの些細な言動にキズついたり、優しさに触れてじんわりしたりしながら、毎日を淡々と過ごしていく様子がリアルに表現されています
当時独身だった私が、すーちゃんと自分自身の日常を重ねながら読みました
すーちゃんがボソっとつぶやく独り言がなにげに的を得ていて、その一言にドキッとしながらも、読んでるこちらが救われることも多々あります
読むと必ず心が落ち着く不思議な一冊です
内容がわかっていても久しぶりに読み直すと、やっぱり面白い!
作者の益田ミリさんは、その後も数多くの作品を出されています
なかでもすーちゃんはシリーズにもなり、映画化&ドラマ化もされました
まだその全ては読めていませんが、益田ミリさんの可愛くて人情味のある世界を、また少しずつご紹介したいと思います