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反り腰と便秘の意外な関係。女性が便秘になりやすい理由は反り腰にあり

こんにちは。腸セラピスト&日本腸セラピー協会代表の加藤です。腸セラピー専門サロンを営んで、約10年になります。

現代社会では、パソコンやデスクワークなどによってなりやすい猫背が悪い姿勢の代表、というイメージをお持ちの方が多いですが、実は、「反り腰」も姿勢の問題です。

むしろ、腸セラピストとしては、この反り腰にとても着目しております。なぜなら、反り腰は便秘に直結しているからです。

この関係性を知る人は少ないかもしれません。一見、関係が薄そうに見えますが、体の中では密接につながっているのです。

反り腰とは?

反り腰とは、腰の部分が正常よりも前方に強く曲がっている状態を指します。この姿勢により、腰痛が引き起こされることが多いのですが、体への不調はそれだけではありません。腹部にかかる圧力が増え、消化器系にもさまざまな影響を与えるのです。

反り腰の原因

反り腰が骨の歪みだととらえ、改善を諦めてしまっている方は多いですが、その主な原因は、腰についている筋肉のバランスが崩れてしまって発生しているケースがほとんどです。

つまり、正しい、筋トレやストレッチを行い、筋力のバランスを整えていけくことにより、反り腰は大幅に改善されていきます。

※女性に反り腰が多いのは、男性に比べて筋力不足なども理由のひとつですが、高いヒールを履くことで、自ら反り腰の状態にしているのも原因です。

便秘にどう影響する?

反り腰の状態では、内臓への圧迫が常にかかっています。これが大腸の動き、特に便を腸内で推し進める動きを阻害します。

正常な場合、便はスムーズに大腸を通過しますが、圧迫があると便の通過が遅れ、硬くなりがちになります。さらに、腹筋が弱いことで腹圧が十分にかからず、結果的に便秘を引き起こしやすくなるのです。

便秘解消への道

腸セラピストとして10年。女性の便秘と向き合ってまいりましたが、便秘でお悩みの女性の多くは反り腰です。

当サロンでは、硬くなってしまった腸を腸セラピーでほぐしながら、同時に、反り腰改善のためのサポートをしていきます。

姿勢は日常的に意識して正しい姿勢を保つことが大切です。また、適度な運動によって腹筋を鍛え、腹圧を適切にコントロールできるようにすることも重要です。

腹筋が強くなれば、腸の動きをサポートし、便秘の解消につながります。※ここでの腹筋とは、インナーマッスルのことを指します。一般的な状態を起こすような腹筋運動は腰に負担がかかるのでオススメしません。

また、多くの方が良かれと思って実施している運動などがかえって反り腰を悪化させてしまっている場合もあるので注意が必要です。※もも前の筋肉ばかりを鍛える(使う)運動など。

まとめ

反り腰は見た目の問題だけでなく、便秘という体の不調を引き起こす原因になり得ます。日々の姿勢を意識すること、腰まわりの筋力のバランスを整えること、腹筋を鍛える運動を行うことは、便秘解消のためには不可欠です。

便秘に悩まされている方は、もしかすると原因が反り腰にあるかもしれません。姿勢と腸の健康に気を配り、より健やかな日々を目指しましょう。体のサインを見逃さず、適切な対応を心がけることが大切です。

便秘は便秘薬だけでは改善されません。体と心。たくさんの視点からサポートしてみましょう。

日本腸セラピー協会認定サロン

代表サロン


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