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要保存:鉄分不足と女性の不調

こんにちは。

腸セラピスト歴10年・漢方養生指導士・日本腸セラピー協会代表の加藤です。

ストレスやイライラが増えてきて、元気が出ない…。

なんだかずっと気持ちが沈みがち・・。

と感じることはありませんか?

そんな時、意外と知られていない原因が「鉄分不足」。鉄分は身体と心の健康に必要な栄養素。

当サロンにご来店される女性のお客さんには、「 鉄分摂っていますか? 」と必ず質問します。

それほど、たいせつな栄養素です。


鉄分が不足すると

鉄分が不足すると、次のような症状が出やすくなります。

  1. 疲労感とだるさ
    鉄分は酸素運搬に関与しており、不足すると体が酸素を効率的に運べなくなり、疲れやすくなります。

  2. イライラや気分の不安定さ
    鉄分はセロトニンやドーパミンの生成にも必要で、不足すると気分の安定が難しくなります。

  3. 集中力の低下 
    鉄分は脳にも影響を与え、不足すると集中力や注意力が低下することがあります。

  4. 肌の色素沈着
    鉄分不足は肌の色素沈着につながり、顔色がくすんで見えることがあります。

  5. 頭痛やめまい
    鉄分不足が続くと、頭痛やめまいが起こることがあります。

こうした症状がでたらそれは鉄欠乏症のサイン。

日本人の女性約8割は鉄欠乏症といわれているほど、多くの女性に鉄分は不足しているんですね。

ヘム鉄と非ヘム鉄

食事で鉄分を摂るときに気をつけたいのは、「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の違いをよく知っておくことです。

1. ヘム鉄:

  • 由来: 動物性食品に多く含まれる。

  • 代表的な食材: レバー、まぐろ、鶏のささみ、赤身の肉など。

  • 効果: 体内での吸収が非常に高く、非ヘム鉄よりも約5倍も良い吸収が期待できる。

2. 非ヘム鉄:

  • 由来: 主に植物性食品に含まれる。

  • 代表的な食材: ほうれん草、大豆、わかめ、卵など。

  • 効果: ヘム鉄と比べて吸収が劣るが、食事の工夫やビタミンCとの組み合わせで改善できる。

ヘム鉄のほうが吸収率が高いので、積極的に摂ることをおすすめいたしますが、バランスが大切ですので、偏らないように気をつけましょう。

「同物同治(どうぶつどうじ)」

「同物同治(どうぶつどうじ)」って言葉を聞いたことがありますか?

これは、体の不調と同じ部位の食材を食べることで、不調が改善されるとの考え方のことです。

つまり、肝臓に悩みがあるなら、レバーを食べましょう、ということ。

まとめ

ストレスは腸の天敵。そのストレスの原因が鉄分不足によるところは大きいんです。

約10年間、腸セラピストとして女性の不調をサポートしてまいりましたが、女性特有の悩みに対して、鉄分補給は有効な手段です。

レバーが苦手な方は、他の食材から意識して摂取してみてくださいね。

鉄分摂取に参考になる資料をダウンロードできるように添付いたしたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。




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