見出し画像

「習いごと行きたくない」グズったとき言ってはいけない一言

お疲れ様です。
今日は子どもの週一回の体操教室の日。
出かける直前になって、「今日は行かない」

だんだんエスカレートして、
「嫌だ、もう絶対行きたくないー!!」

もう、あと20分で始まっちゃうのよっ。
今家を出なきゃ、間に合わないのよっ
なんとか連れてかなきゃ。

絶対、親ならまず、そう思うよね。
焦るよね。
お月謝払ってるのよ!休むなんてダメよ!
なんて、頭ごなしに叱る親は今時いないかもしれないけど、じゃあなんて声かけたらいいの?って思ってしまうよね。

理由は習いごとそのもの?それとも別のこと?

まず、理由が一番だいじ。


考えられる理由を整理してみよう。

  • 学校(または幼稚園、保育園)が疲れた。という、体が疲れているというフィジカルな理由。

  • 学校で嫌なことがあった。けど直接の理由を言えないので、他の駄々をこねている。心理的な理由。

  • その習いごと自体が好きではなくなった。つまらないと思っている。習いごと自体に問題がある場合。

  • 習いごとに、嫌なヤツがいる。など、習いごとでの人間関係。

つまり大きく分けて、ここで3つに切り分けられるよね。

  1. 習いごと自体が理由

  2. 疲れや体調不良

  3. 他の何かが引っかかっているので習いごとのせいにしている


習いごと自体が理由

習いごとがその子に合っていない、負担に思えてきた。
そんな場合だよね。
最初は楽しいと思っても、だんだん飽きてきたり、もうつまらない、となる場合。
こんな時は、もうその習いごとは頑張って続けさせることはしないほうがいいよね。
というか、本人にやる気がない以上、しょうがない。
親としては、
「お金払ってるのよ、来月分まで月謝払っちゃったんだから!やめるなら、もっと早く言ってよ!」
と叫んで泣きたくなるところだけど、ここはグッと我慢。

ただし、ある程度言葉が理解できる年齢ならば、
「○○ちゃんが、やりたいと言って続けていることだから、来月までは頑張ろう」
など、期限を決めてそこまでは通わせたいところ。

「行きたくない!」と叫んでいるその日は行くことは諦めるにしても、落ち着いたら話してみないとだね。

疲れや体調不良

この場合には、単純にその日は休もう。
一時的なことだから。

うちの場合には、今日は体育があったのでもう運動をやりたくない、体操着に着替えたくない、というのが理由。


他の何かが引っかかっているので転嫁している

学校で嫌なことがあった。
だからそれをわかってほしい。気分が冴えない。
なんだかむしゃくしゃしている。

そんな時は、一番注意だ。
ただ単純に、
「行きなさい!」「がんばって」
などと声をかけてはいけない。

子どもは自分の事をわかって欲しいという危険信号を出してくれているので、しっかり話を聞いてあげよう。
習いごとに行くはずだったその1時間、たっぷり使ってもいい。

「話してくれてありがとね。」
の一言を忘れずに心がけよう。

習いごと行きたくないと言われたら。親の声かけリスト

理由はどうあれ、とにかく今日はとりあえず行かせたい。
そんな時の声かけです。

○○ちゃんが○○しているのを見るのが好きだから、今日は見られなくて残念だな。

例えば、
「◯○ちゃん(子どもの名前)がピアノ弾くのを見るのが好きだから」
「◯○ちゃん(子どもの名前)が体操するのを見るのが好きだから」
など、習いごとを子どもがやる姿を親が楽しんでいる、それをやってくれて嬉しい気持ちだ、ということを伝える。
あ、見てくれているんだ、見せてあげたいな、という思いで、重い腰を上げてくれるかも。
ただし、その場をしのぐだけに使う言葉としてはいいけれど、最終的には、「親のために」と子どもが習い事を続けることが、子どもの心理的な負担にならないよう、注意です。

その日は行ってくれても、後から
「ママは◯○ちゃん(子どもの名前)がピアノ弾くのを見るのが好きだけど、本当に嫌だったら、辞めてもいいんだよ。他の好きなことを一緒に探そうね。」
などフォローを。

帰りにアイス買おう。などご褒美で釣る

食べ物で釣るのは一見良くないようだが、理由が体の疲れである場合には、効果的。
終わったらおやつ食べようね。
帰り道にアイス買って、今晩のデザートにしよう。
など、あとひと頑張りすれば、ご褒美がある、と思って頑張ってくれることも。
風邪をひいているなどの体調不良であればもちろんお休みした方がいいが、遊び疲れなどの場合には、もう一踏ん張りさせるのも良し。
子どもの体力を見くびってはいけない。

先生が心配してるよ、お友達が待ってるよ

習いごとには、必ず先生がいる。
または、仲良しのお友達が同じ習いごとにいるなら、そのことを思い出させよう。
自分の気持ちに支配されてしまっている状態なので、誰かが自分を待ってくれている、と、自分の気持ちの外側に目を向けさせるのに効果的。
前回の楽しかった思い出などを語っても良いかも。

まとめ

まずは理由の切り分け、次に、それに対する声かけ。
声かけと言っても、一辺倒に同じことを繰り返すのではなく、いろいろな方向からアプローチすることがだいじ。
子どもがカッとなって大きな声を出しても、親の方はあくまで冷静に。
決して、「休むことでお金がもったいない」という親の本音は見せないようにしよう。
習いごと行きたくない、やめたい、と言い出した時こそ、「あなたのことを真剣に考えているよ」という親の応援する気持ちを子どもに伝える良い機会と思って、しっかり対処しよう。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?