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難点を聞き出すために何点かを訊く

フィードバックをもらうことは重要です。

それはスタートアップも大手企業もフリーランスも同じ。ユーザーやクライアントとの対話は気づきや学びの宝庫です。

でも、フィードバックをわざわざくれるような「良い人」のなかには、褒めてくれるばかりで難点を指摘しない人も多いものです。

できれば、そういう慎ましい人からもフィードバックがほしい。

ポジティブなフィードバックも無意味ではありませんが、褒められてばかりでは気分は良くなったとしても、それだけでは今後の改善やイノベーションにつながるような洞察にはつながりませんから。

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「難点は?」ではなく「何点か?」

では、どうしたら難点についてフィードバックをもらえるでしょうか?

それは「100点満点でいうと何点ですか?」という問いに置き換えることです。このほうが、「難点はなんですか?」よりもその人の主観を引き出しやすい。

たとえば相手が95点と言えば「けっこう高得点ですね。残り5点を上げるにはどんなことがあると良さそうですか?」という感じで訊いてみる。

点数を訊くことで、その人がなんとなくモヤモヤを感じていて言うか言うまいか考えているようなときや、遠慮があって指摘を控えているときなどに、有意義な対話のきっかけになります。

ちなみにこの質問に30点と答えるタイプの人はもっと早い段階で難点を自ら口にしているので、この質問を使う場合にはだいたい高得点になりますw

この問いの欠点は、100点という「正解」があるような錯覚を持たせてしまうこと。でもその点に意識的になれば問題ないと思います。

実践が重要なのは言うまでもありませんが、その実践を重ねて進化していくにはフィードバックが欠かせません。問い方を変えることでより広く深いフィードバックを得られるなら、やってみて損はないと思います。

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