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ファシリテーションってなにか分からないままゼミ講師を引き受けたので事前に話すことをまとめておこうかな、という感じの雑記

講師を引き受けてしまった!

さあ、まずいことになりました。

ファシリテーションをしている、なんて自分では思ったことがないのに、「ファシリテーションを学ぶゼミ」での講師依頼をホイホイと受けてしまいました。

もちろんファシリテーションについて学んだこともありません。そんなわたしが誰かにそれを教えるなんてできるんでしょうか…。

そんな不安でいっぱいなので、ちょっとでも安心して当日を迎えられるように、今のアタマのなかを言語化しておこうと思います。

2月26日に登壇なので、まだ一ヶ月以上あるんですけどねw

ちなみに講師を務めるゼミはこちらです↓

よし、考えてみよう。


ファシリテーションの語源と意味

まずは語源を調べてみます。

facilitate の意味は「カンタンにする」だそうです。なんだ、カンタンにすればいいのか。それが転じて、いまでは「チーム・組織などの効果的・効率的運営をする」という意味を持つようになったと。

ありがとうwikipedia。

「チームの効果や効率」は、その目的がどれだけ達成されたのか、と言い換えて良さそう。

つまり、「場に集った人たちに介入して目的を達成しやすくすること」がファシリテーション。そういうわけか。

長ったらしいので「場介目達」という四字熟語にしちゃおう。

ファシリテーションとは場介目達である。


どんなときに必要になる?

もし、場にいる人たちがバラバラの活動をしていて目標が達成できるのなら、ファシリテーションは必要ないはず。だとすれば、ファシリテーションは、場にいる人にコラボレーションを起こすときに必要とされる役割なんだろう。

コラボレーションするにはその場にいる全員が思考や感情をインプット(入力)したりアウトプット(出力)する必要があるから、主にその流れを滑らかにしたり、その結果として新しいアウトプットが創造されるようにすれば良さそうだ。

これも長ったらしいので「入出滑創」という四字熟語にしよう。

ファシリテーションとは入出滑である。

なんか講師できそうな気がちょっとずつしてきた。普段わたしがやっているファシリテーションらしきことも振り返っておこう。


ディスカッションにおけるファシリテーション

「ソーシャル物理学」という書籍で、集団的知性について以下の実験が紹介されています。

※集団的知性というのはつまり、個人がバラバラに考えるよりも良いアウトプットを出せる共創的な集団に対して見いだされる仮想的な知性のこと

どんなふうにファシリテーションしたらいいアウトプットにつながるのでしょうか?

ざっくり引用してみますね。

数百の小グル ープを対象に 、集団的知性の検証を行うという研究がもとになっている 。彼らにさまざまなブレインスト ーミングや意思決定 、計画策定を行ってもらい 、さらにグル ープ全体として I Qテストを実施したのである 。何が集団的知性の基礎となるのだろうか ?これは予想外だったのだが 、集団のパフォ ーマンスを上げると多くの人々が一般的に信じている要素 (集団の団結力やモチベ ーション 、満足度など )には 、統計学的に有意な効果は認められなかった 。集団の知性を予測するのに最も役立つ要素は 、会話の参加者が平等に発言しているかどうかだったのである 。少数の人物が会話を支配しているグル ープは 、皆が発言しているグル ープよりも集団的知性が低かった 。

つまり、発言の機会が平等になるようにファシリテーションすることが重要だということになります。

具体的には、個別ワークとグループワークの時間を交互に取って全員に発言の機会を提供するとか、長く話している人に「長いよ」と指摘するとかだったりします。

また、この実験では触れられていない点として、「どんな人たちを集めるべきか」という観点があります。これは感覚的には、「一定の信頼関係のある多様なバックグラウンドをもった人たち」が良いアウトプットを生むと感じています。

ゼミでは「信頼関係」に関連して、「心理的安全性」についても触れたほうがいいかなとも思うけど、日本に概念として輸入されたときにちょっと曲解されてしまった感じがするので、扱いには気をつけたい。

この記事でも紹介しておこうかな。

心理的安全とは「リスクをとること」「チームの他のメンバーから刺されないこと」といったコンテキストに存在する、ハードな概念である


なんとなく話せそうな気がしてきた

ざっと書いてみました。うん、あらかた整理できたので、ゼミの講師はアドリブでなんとかなりそう。

どうやってアウトプットをしやすくするか、他人のアウトプットを自身にインプットしやすくするか、そこから新たなアイデアやモノの見方を生み出しやすくするか。

実際にやっていることをベースに講座では話していこうと思います。

よし、頑張れ1ヶ月後の自分w あとは任せたぞ。

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