きっと、うまくいく

敬遠していたわけではないのですがインド映画というものを観たことがなかったんです。俳優もまったく知らないので、出演者が有名なのかどうかもわからないです。というわけで、他のインド映画との比較はまったくできていない人間の語る「きっと、うまくいく」です。

よくできたエンターテイメントです。CM出身監督が撮った「グレイテスト・ショーマン」のような洗練された映像ではないため、やや垢抜けない印象を受けますが、まったく問題なし。とにかく観客になにかを伝えようとしている。そして、どうすれば観客が聞いてくれるか、ということも考えている印象です。

この作品からは、インドという国は父親という存在が絶対的な力を持っているという印象を受けました。子どもたちは父親の期待に応えるべく、死にものぐるいで頑張る。それがうまくいかないと自殺してしまったりする。そんなシビアな世界観ではありますが、映画そのものは陽気です。ここにあるのは、自分の人生は自ら考え、進む道を選べ、というメッセージだと思います。

もっとインド映画を観てみたいです。


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