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恥ずかしいだけのガチポエム

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素敵な写真とセンチなポエム。現実の厳しさに疲れた心を癒やされたいあなたに贈る、こつこつと積み上げていく世界。 心のどこかがほんのりとあたたかくなれば幸いです。 がんばって、だいた… もっと読む
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2021年6月の記事一覧

身近なみどり

身近なみどり

身近なところに緑の豊かな場所を見つけると、ことあるごとに足を運ぶ。彼女も呆れるくらい。なにかの宗教みたいだって。それはそうかもしれないけれど、彼女も一緒にいくのを嫌がらない。むしろ喜んでいるようだ。さて、今週末もいってみるかな。

なつかしい天井

なつかしい天井

高架下の天井はなにか不思議ななつかしさがある。夏の日に見上げると子どもの頃に戻ったような錯覚を覚える。なぜだろう。ぴかぴかではないけれど、子どものころから変わらないものかどうかはわからない。とにかくぼくは天井を見上げて、心がほんのり和らぐのを感じている。

しらないいきもの

しらないいきもの

よくわからない彫刻がたたずんでいる。ぼくらはその生き物が本をよんでいるのは理解したけれど、なぜその生き物が題材として選ばれたのかはわからない。ネコ、なのか? 絵本の登場人物なのかもしれないが、それもよくわからなくて、ぼくらは顔を見合わせた。

高揚感

高揚感

江ノ島は、駅に着いたところから気持ちが高揚する。昔ながらのかまぼこ型の屋根が、日常とは違う世界に自分を連れて行ってくれる。その先に海が待っていると言う高揚感。こーゆー、意図しない喜びと言うのは、良いものだ。

神秘的な日常

神秘的な日常

雨上がりの空を見上げる。光のあるところと、雲が残っているところがあった。それは、神秘的な光景だ。そして、そんな神秘的な光景は日常にたくさん転がっている。僕たちはそれをどれだけ見つけることができるだろうか。それを見つけることで心が豊かになっていく。

雨の降る街

雨の降る街

雨の降る街角。
おしゃれな街なら絵になるけれど、それは下町だった。絵にならない、ってことはない。さまにはならないけど、懐かしくて、しばらくその場に佇んだ。

味わい

味わい

古びた看板には新しい看板とは違う味わいがある。広告としての効果は薄れて、骨董品のような価値が滲み出てくる。そういう看板を見つけると、大袈裟にいうと宝物を発見したような喜びがある。だから思わずカメラを向ける。味わいのコレクションがカメラに溜まっていく。

空を見上げて

空を見上げて

バスの窓から見上げた空はうつくしい雲が浮いていた。いくつもの形の雲はばらばらなようでいて、調和している。ぼくはしばし現実をわすれて空を見上げていた。

花はしずかに咲いている

花はしずかに咲いている

花が咲いた。
ぼくは花の名前をほとんど知らなくて、だけど、花を見るのは好きだ。
花はしずかに咲く。
音もなく、だけど力強く成長する植物を見守っていると、生きる力をもらえるのだ。

アーケードの宝さがし

アーケードの宝さがし

古いアーケードにいくと不思議なデザインにであうときがある。装飾なんだけど、おしゃれかといえばそうでもなくて、かといって無視もできない。惹きつけられる。それはそれで魅力的なのかもしれない。だから、アーケードにいくと、なにかないかと探してしまう。

街中華

街中華

いわゆる街中華には、専門店のこだわりや、珍しい料理と言うものはあまりないけれど、街中華の良さもある。それは、家族向けの配慮であったり、地域の人に愛される親しみやすさといったものだ。それは料理を楽しむと言うよりはそこに行くことで、絆を深めるような、そんな安心感がある。古びていて、居心地の良い、そんな街中華が好きだ。

遥かかなたへ

遥かかなたへ

飛行機は憧憬にちかいものを運んでくる。子どもの頃から見上げていたからだろうか。どこかから飛んできて、見知らぬ土地に飛んでいく。その旅人のような自由な機械。サン=テグジュペリの小説のように、人は飛行機を見て、はるかかなたの土地に想いを馳せる。

分厚い雲

分厚い雲

分厚い雲に覆われた街をながめる。雲の厚さはある種の心地よさだ。包まれているような気分で居心地がいい。雨の匂いを嗅ぎながら帰ろう。

イメージ

イメージ

田舎の風景。空気がきれいだと感じる。写真ごしにもそれは感じられて、見ていると気分が良くなる。不思議な物だ。ぼくらは本物の空気でなくとも、いい空気のイメージでも癒されるのかもしれない。