母の葛藤【サッカー少年を熱中症から守りたい】

息子（小2）、
少年サッカークラブ所属。

先日、地域の大会に参加する予定になっていた。
大会概要には

熱中症警戒アラートが発令された場合、
暑さ指数（WBGT）31以上の場合は中止とする

と明記されていた。

そして
前日の夕方、熱中症警戒アラートが発令された。

あぁ、中止か。
と思って、
大会本部のサイトを確認しに行くと

明日はかなり暑くなるとの予報が出ております。
関係の皆様の安心・安全を第一と考えておりますが、
子どもたちも楽しみにしているでしょうから
明日の朝に最終判断をさせていただきます

という声明が。

えーっ！
朝まで待って、どうするの？
予想最高気温、36℃ですけど
何のために前日にアラート出してるの！？

モヤモヤが止まらず、
熱中症警戒アラートの概要（環境省）を読み込む。

他人事と考えず、暑さから、自分の身を守りましょう！！

涼しい環境以外では、運動等を中止しましょう。

他人事と考えず、運動を中止。
はっ、、、そうか！
中止連絡を待つより
アラートが出てるから、自分の子供を欠席させることを考慮しよう。
それが正しい親の姿な気がしてきた。

しかし…
試合8人制で、出席予定は10名。
うちの子が欠席したら、他の方にさらに負担がかかるな…。
そういう勝手なことして、いいんだろうか。

逆に言うと
誰かが先に欠席を言い出したら、さらに抜けにくくなる。
言うなら一番に言うしかない、
でもそれって、自分だけ助かればいいみたいな姿勢…？

まてまて、原点に帰ろう。
サッカーを続けているのは、子供の笑顔のため。
笑顔になれない状況は、回避するべきだよね？
春秋冬でやればいいのでは。
実際危ないよ。アラートも出てるくらいだし。
健康のためにやってるスポーツで
健康を害してどうするんだ。

それにほら、私、医者だし。
あえて率先してそういう態度を取っていくのも、いいんじゃない？
啓蒙という意味合いで？

まあ…
医学的に考えて、うちの息子が一番に倒れるとは、考えにくいけど…
というか、
子供の健康を心配している風を装っているが、
正直なところ、
立ち見の私が暑くて辛い、というのが7割かもしれなくて
それってただの軟弱者？
自分が楽するために、子供の楽しみを奪ってる…？

あーー
次回から、チームの中で居づらくなるかな…
私は別にいいけど、息子がかわいそうか、

いや、どっちがかわいそうなんだろうか
行く？？？
行かない？？？

うーん
朝のドタキャンはさらに迷惑だよね
判断するなら今のうち？

と、ひとしきり葛藤したのち
ええい！！！！

明日なのですが、
熱中症警戒アラートが出されていることなど、家庭内で検討した結果、
参加を見送らせていただくこととなりました。
調整頂いた後で、誠に申し訳ございません。

送ったわよ！
体育会系の親御さんにはできないかもしれない、
参加自粛という技！
私は自分で判断して行動できる人間でありたい！
動ける者に！おれは！なるっ！
（大袈裟ですいませんねぇ、ほんと）
（しかも家庭内とかちょっと夫のせいにしようとしてる姑息さ）

グループLINEに送ったところ
コーチの1人が、素早く👍マークをつけてくださって、安堵で泣きそうになった。

息子に、
明日の試合、お休みね。と伝えると
「えー、なんで？」
熱中症警戒アラート出てるから
「うんわかった…ぼく、暑くても大丈夫だよ？」
たぶんね。でも、明日は行かないことにしたの。
「そっかー。ぼく本当は試合行きたかったなー」
試合自体も、無しになるかもしれないから。明日の朝、決まるから。
「うん……」

聞き分けのよい子で助かる反面
さらに少し胸が痛む。

いや、大切なこの子を
守ってることになるはず。

翌朝6時
おそるおそる、
大会実行委員会のサイトを見に行くと

本日予定していました2年生大会は、
高温（熱中症管戒アラート発表）のため中止としました。

はぁーーーーー
よかった。。。。

昨夜、黙って待ってれば良かったか？
まぁいいや、いいや、もう。
他のママたちには
「ヘタレでごめんなさ〜い♡てへ♡」
この姿勢でいこ。よし。

次の練習のとき、
ベテランママさんが隣にいらっしゃって
低〜い声で
「あの判断、正しかったと思いますよ…
本当にそうすべきだって、主人と言ってたの」
とおっしゃったので

「いや…ヘタレでごめんなさい、てへへ」
と、低〜い声で返しました。