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P.ブルデューについて(ブルデューって誰?)


今日はワタシの大好きなブルデューについてお話ししましょう。



ブルデューというのはフルネームがピエール・ブルデュー(Pierre Bourdieu)といって、フランスの社会学者で哲学者です。



社会学者で哲学者のブルデューについて知るとどうなるのでしょう? ブルデューを知るということはフランスで教養と呼ばれているものがわかるということです。ではそれは一体どんなものなのでしょうか? それは社会学と呼ばれる分野で、人間の趣味から社会構造の本質を突くものです。



これを知ると、自分のいる社会を自分とを切り離して今までの自分の目線とは異なるところから見ることができるようになります。飛行機から街を眺めるような感じに近いかもしれません。



視点が変わるとどうなるでしょうか? それは景色の見え方が変わるということです。つまり、世の中と自分との間に今までとは違う一定の距離を置いて見ることができるようになるともいえるでしょう。



では一定の距離を置いて見た場合と間近で見た場合とでは何が違うのでしょうか? 間近で見ると何か起こるたびにその煽りを受けます。例えば台風のすぐ近くでは風が強すぎて歩きにくいことがありますよね。何かが飛んでくるかも知れません。しかも、台風がどちらに向かっているのか、なんてわかりません。



でも距離を置いた人工衛星からの写真を見ると、台風の渦巻きははっきりと見えますし、どちらに向かって風が吹いているのか、今後どんな進路を取り得るのか、も見えます。そういう意味では距離を置くことで自分の身を守れる、と言えるかも知れません。




ブルデューが生まれたのは1930年8月1日 、そして2002年1月23日に亡くなりました。コレージュ・ド・フランス(Collège de France、略称はCdF)という国立の特別高等教育機関の名誉教授でした。哲学から文学理論、社会学、人類学まで研究分野は幅広く。


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