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【レポート】智頭農林高校3年生がインターンシップに来ました

こんにちは!
クレコ・ラボの智頭研究所です。

今回は8月の間、クレコ・ラボの智頭研究所にインターンシップにきていた智頭農林高校生のレポートを紹介します。

高校生とは思えない行動力と知識で、8日間の短いインターンシップを乗り切ってくださいました。彼の今後の活躍をクレコ・ラボ一同、心より願っております!


智頭町民にラジオをお届けする

高校最後の夏休みの終わり、クレコ・ラボさんに8日間のインターンシップを受け入れていただきました。

私はもともと横浜で生まれ育った「はまっこ」ですが、鳥取や智頭の魅力に惹かれて、高校入学と同時に単身で移住してきました。そして去年に高校でクレコ・ラボさんが主催の「木のストロー作り」というワークショップを開催していたただき、非常に興味を持ったのが大なきっかけでした。

クレコ・ラボさんは東京に本社を構え、Web制作や360°パノラマなどの撮影サービス、そしてSDGsを積極的に取り込んでの企画提案など、クリエイティブなことを広く行っている会社です。


辺境のクレコ・ラボ智頭研究所

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都会とは遠く離れた鳥取県智頭町のまた更に奥地の山形地区の旧山形小学校。人口1000人にも満たないこの地区にクレコ・ラボ智頭研究所はあります。

智頭の魅力に惹かれて移住してきた以上、私も旧山形小学校には何度も訪れていますが、横に長い全部木造の校舎、某珍百景番組にも取り上げられたくらいの全長93mの長い廊下、入るとどこか懐かしい匂いが漂ってきて、ノスタルジックな気分になります。


クレコ・ラボ智頭研究所の特色

智頭町といえば智頭杉。

智頭研究所では、地元の智頭杉を中心に生活の一部に木を取り入れてもらうことを考え、木のストローは勿論、木の紙や木のマスクケースなど、木を活用した企画開発や製造を行っています。

生活に木を取り入れるということは、現在、大きな世界問題になっているプラスチックを削減する取り組みと同時に、木の優しさを直接肌に触れられ、手軽に自然を感じられるというメリットがあります。


智頭を繋げられるようなコンテンツ制作

「智頭町の情報連携(移住者と既存の町民間、地区間、年代間の連携など)の課題について、以下の取り組みを実施することで、解決の糸口を探ることとします。」
「毎週(or毎月)継続的に智頭町内の人たちへ音声コンテンツを配信する。」

という課題を出されました。

私自身が音声コンテンツをどのようなものか知らなかったため、まずはリサーチすることからはじめました。調べてみると、ポッドキャストというものがヒットし、求めていたものはまさにこれだ!!と思いました。

智頭には電波が届かないような環境でお仕事をされいる方もいるので、そういった方にも手軽に聞くことができ、ポッドキャストならダウンロードしてもらえばオフラインでも聞くことができます。

そうすることによって、お仕事の合間にでも情報やエンタメをお届けできればいいと思いました。しかしポッドキャストと一概に言っても、多くの番組や方向性があり、企画を練ること自体も初めてだったため、非常に悩んでしまいました。

そんな中、課題を見返しているときに、共通した課題に「智頭町民間の交流」があるのではないかと思いました。そこから考えを広げていき、智頭町民の誰もが楽しんで利用できるような情報・エンタメラジオ番組が思いつき、町民を巻き込んで活動をすることによって、より智頭町を活性化できるのできるのではないかと思います。

今日から始まる「智頭百人ラジオ」

智頭百人ラジオ

智頭百人ラジオという名前は智頭町百人委員会から取っていて、町民が自らの課題を話し合って提案していくというものであり、町民が自らが参加をするという点ではぴったりだと思います。

それに加え、100人のような大人数にこのラジオに関わってほしいと個人でひっそりと思っています。お呼びした人数が100人を超えても、智頭千人ラジオにはなりません(笑)

■智頭百人ラジオのテスト配信ページ(8/31現在はベータ版にて配信中)

■智頭百人ラジオのフェイスブック
https://www.facebook.com/chizu.radio/

■智頭百人ラジオのインスタグラム
https://www.instagram.com/chizu_radio/


智頭百人ラジオの構成

一般的なラジオのような構成にしており、以下のような進行になっています。

■ゲストをお招きできた場合
タイトルコール→パーソナリティ挨拶→時事ネタやフリートーク→ゲスト紹介→ゲスト質問→イベント紹介→感想
■ゲストがいない場合
タイトルコール→パーソナリティ挨拶→時事ネタやフリートーク→町内での出来事(些細なことでもよい)→智頭のお店の情報など→イベント紹介→感想

智頭百人ラジオの内容

本題の智頭百人ラジオの内容ですが、大人から子供まで、智頭町の全域の住民の交友が広がればいいと思っているので、ゲストをお招きして、その人の価値観の共有や、智頭の魅力、活性化への思いを聞いていければいいなと思います。

小学生などに参加していただく場合には、もっと内容を簡単にした話しやすい質問を取り入れたり、パーソナリティを毎回違う町民が務め、飽きることないように楽しめるようなラジオにしたいと思っています。

もちろん、智頭町外の方にもこのラジオを聞いていただき、智頭に訪れるきっかけになってもらえばいいと思っています。


ラジオ初収録を終えて

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初めての収録は智頭山人塾塾長の山本福壽さんにゲストとしてご参加いただきました。

福壽先生は鳥取大学の教授を勤めていて、現在は山人塾で自然に関する様々なイベントや講座を開き、智頭に多くの貢献をされています。

私も智頭に来た頃から度々お会いしており、非常に面白く、博識で尊敬している先生です。そんな福壽先生の価値観や智頭の魅力(主に山のこと)をお聞きして智頭の皆さんに共有したいと思い、今回協力をいただきました。

詳しい内容はラジオを聞いていただければと思います。

私は緊張のせいか噛み噛みになってしまって、後の編集が大変でした笑

しかし、福壽先生の助けもあり、無事に収録を終えることができました。編集作業も既に終わったので、後は配信するだけです、お楽しみに!

▼今回収録したラジオはこちら!

クレコ・ラボさんで働いて

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クレコ・ラボさんは環境や地域のことをよく見ており、課題を解決しようという意識が非常に強く、様々なアイデアや手法を取り入れ、地域と連携をしています。そういった姿勢から学ぶことは多くあり、そもそもの課題や、それの解決方法、そしてこれからを考えていくという持続的に行うことの大切さを知れました。

地域問題と世界問題の両方に目を向け、課題に取り組む姿は非常に尊敬できます。


これからの智頭町を考える

智頭町のまちづくりは前衛的な取り組みを行っていて、ゼロイチ運動やひまわりシステムなどの智頭で発足した企画も多く存在し、住民一人ひとりの意識は非常に高いと言えます。

しかし、智頭町内でも地区ごとや集落ごとに動いていて、上手く町内でも連携が取れていないという課題があります。

鳥取県、特に山間地のこの智頭町では人口流出や高齢化が顕著で、智頭町の活性化のため、さらに多くの取り組みが必要になってくると思います。

その取り組みとして、智頭百人ラジオで智頭での交流を増やし、智頭に住み続けたいと思えるような環境を作っていきたいと思いました。


クレコ・ラボでのインターンを終えて

この8日間の非常に濃い内容のインターンの経験は、私を勇気づけてくれた気がします。私は智頭に何らかの形で貢献したいとは思っていたのですが、なかなか難しく、動けていないような状態でした。

そんな中、インターンの受け入れをしてくださり、地域との協力の仕方や、活性化への企画取り組みなど、様々なことが学べ、非常に楽しく働けた8日間だったと思います。

これからも継続した智頭町への取り組みを目指して行こうと思います。

クレコ・ラボのみなさん、この度はインターンを受け入れてくださり深く感謝申し上げます。この経験は必ず未来に生かします。


(最後に...)木のストローはいいぞ!

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去年のワークショップでいただいたストローで水を飲んでみましたが、木の質感と香りが感じられて、気分が安らぐというか、ただの水道水なのに高級感が感じられるような面白い体験ができました。是非お試しあれ!

▼木のストローの購入はこちらから


【株式会社クレコ・ラボ 智頭研究所とは】
東京港区にあるWEB・動画制作事業を主とする株式会社クレコ・ラボのサテライトオフィス兼、木工製品の製造拠点です。

デジタルコンテンツ制作の他に、日本木材を活用した木工製品の企画・開発・製造を行っています。

「木のストロー」「木のマスクケース」「木の紙」といった日常で使う木製品を通じて、「森と人を繋ぐお手伝い」をしています。

<お問い合わせ>
🏠鳥取県八頭郡智頭町郷原238 旧山形小学校2階
📧chizu@creco-lab.co.jp
☎070-1432-7342

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