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勝手に# 時代劇がすき ~忠臣蔵

# 時代劇が好き

そんな物はない。だから勝手に作ってみた。


日本で有名な時代劇と言えば・・・・『忠臣蔵』はずせないところではないでしょうか。

子どもの頃から、夕方・夜の水戸黄門で育った私は、黄門様以外にも長七郎江戸日記、大岡越前、暴れん坊将軍、必殺仕事人、鬼平犯科帳、三匹が切る、銭形平次・・・いろいろ見てきました。どれをとっても、記事が何本もかけるほど思い出はたくさんあります。

時代劇の良さって、何だと思います?

8時40分くらいに印籠が出てきても良いんです!
史実と違ってても良いんです!
時代劇の良さは、勧善懲悪のなかに隠れた、人間味だと私は思います。特に昔の時代劇は泥臭く、とても人間味にあふれていました。また俳優さんも見た目「きれいな」人は少なく、いろいろな見た目の人が出ていたような気がします。

そこでは古い言葉使いもいっぱい覚えました。今だと『外国語』くらい遠い存在ではないでしょうか。(ウチの子達が英語のアニメを見る感覚に近いかも知れない)

罪を憎んで人を憎まず

一寸の虫にも五分の魂

袖すり合うも多生の縁

ぼろは着てても心は錦

これらの言葉は多少なりとも今の自分をつくる支えとなっています。

話は忠臣蔵に戻って。
TVでも忠臣蔵は何度もリメイクされたもので、それぞれ微妙にニュアンスがちがうのですが、私は1985年の里見浩太朗バージョンが好きです。

まぁ・・・キャストも本当に豪華なんですよ。(順番に深い意味はありません)ここに載せたのは本当に一部の人たちです。他の人たちも本当に本当に有名な方達ばかりなんです(涙)

里見浩太朗
風間杜夫
多岐川裕美
森繁久弥
丹波哲郎
夏八木勲
竹脇無我
伊吹吾郎
西村晃
佐野浅夫
西田敏行
藤岡琢也
勝野洋
竜雷太
あおい輝彦

もうね・・・・これだけでワクワクしてきます。

特に好きなシーンは3つ。「垣見五郎兵衛」のシーンと討ち入りの際の隣家「土屋主税」のシーン。そして討ち入り後に2人の儒学者が「幕府のあり方について議論」するシーン。

垣見五郎兵衛は西田敏行。自分の偽物を語る人物(大石内蔵助:里見浩太朗)を捕まえようと宿に入ったはいいが、歌舞伎の勧進帳よろしく、うまくかわされてしまう。しかし、丸に違い鷹の羽(まるにちがいたかのは)紋を見た垣見は瞬時に目の前の偽物が大石であることを察する。

ここ、台詞が無いんですよ。
無いからこそ、おもしろいんです!ほんらいの?西田さんよろしく、ひょうひょうとした垣見五郎兵衛の語り口も必見です。

次に「土屋主税」のシーン。

伊吹吾郎さん演じる主税の屋敷は吉良上野介の隣。「ついにきたか・・・大石・・・」と言いながら、家来に吉良邸を照らすよう命じ『存分に戦えい!何人たりとも・・・』と支援する

このシーンは、何度見てもしびれます。これを男気というと言い過ぎなのでしょうか?

そして、水戸黄門ファンにはたまらないシーンが2人の儒学者がこの顛末を議論するシーン。

荻生徂徠(儒学者)…西村晃
林大学頭(儒学者)…佐野浅夫

どうします!?この2人の元黄門様の迫真の演技。実際には西村黄門様は再放送でしか見た事無かったのですが、渋い2人の名優の演技は目力が違います。いんな人の意見を聞いた綱吉はこのあと「以て瞑すべし(もってめいすべし)」という判断に至るんですよね。

あ、渋いと言えば、丹波哲郎大先生が上杉家当主・上杉綱憲(中村橋之助)に断固として意見するシーン「私を大石と同じ立場にするおつもりか!」も圧巻でした。


この数年も沢山の名優さんの訃報を聞きました。このメンバーでしか醸し出せない独特の雰囲気は、もうDVDの中でしか見られませんが・・・・演技って良いなぁと改めて思わせてくれたのが忠臣蔵・里見浩太朗バージョンでした。

ぜひ、皆さんの時代劇エピソードがあればお聞きしたいです。

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