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中間応答(化学)ゼミの感想

こちらの記事は、実際にゼミに参加された受講生の市川さんに寄稿いただきました。知財塾ゼミへの参加をご検討されている方の参考になりましたら幸いです。
本ゼミは終了しておりますが、演習資料とゼミ動画のセット(自主演習コース)を、WEBサイトにおいて引き続き販売しております。ご興味がある方は、ページ最下部のリンクよりご確認ください。

はじめに(自己紹介)

まず初めに少し自己紹介をさせてください。中間応答(化学)ゼミを受講した市川と申します。今は特許事務所で働いています。
事務所には今年(2022年)の4月に入所したばかりであり、それまでに知財実務の経験はありませんでした。なので、この感想はほぼ未経験で中間応答ゼミを受けた感想になります。

受講理由

受講の動機としては、一度中間応答について体系的に学んでみたいと思っていたことと、このゼミを知った時ちょうどゼミの申し込み期間中だったことです。
結論からお伝えすると、中間応答ゼミを通して中間応答の考え方などを学ぶことができました。

ゼミの内容

ゼミの全体的な流れとしては、2ヶ月で5つの事例に取り組み、1つの事例につき2週かけて行いました。

1週目は事例で出てくる基本的な知識の確認や対比など応答に必要なことの確認などで、2週目は各受講者が書いた意見書や補正書を発表し、制野先生のフィードバックや解説という流れでした。

取り組む事例としては、主に進歩性違反に対応するものでしたが(4事例)、他にも実施可能要件違反やサポート要件違反に対応するもの(1事例)もあり、幅広く学ぶことができました。

学んだこと、身に付いたスキル

このゼミでは、中間応答での考え方や応答までの準備、引用発明と本願発明の対比の仕方などを学ぶことができました。お恥ずかしい話ですが、このゼミを受けるまでどのように対比すればいいかすらほとんどわかっていませんでした。
しかし、ゼミを通して事例に取り組むことにより、本願発明と引用発明の対比の仕方や中間応答の際の考え方がわかりました。

また、ゼミでは中間応答の準備のためのステップ集と対比シートがあらかじめ準備されていました。
このステップ集に沿って事例に取り組むことで、拒絶理由通知に対してどのように検討を進めればいいか、また、どのようなことを考えればいいかがわかりました。
このステップ集のおかげで、考え方などほぼ何もわかっていなかった状態からでも取り組むことができました。

さらに、ゼミではそれぞれの受講生の案を発表するため、自分の案だけでなく、他の受講生の案を知ることができます。
これにより自分では全く気にしていなかったところを他の方がどのように考えていたか知ることができ、とても勉強になりました。

スキルが実務で活きたこと

この感想を書くまでに中間応答を実務でやることはなかったので、直接ゼミで学んだことが活きた機会がまだなく、ここに書けないのが残念です。

今後、中間応答を実務で行う際に今回のゼミで学んだことを活かせたらと思います。間接的には、今は実務で翻訳をやることが多いのですが、その際にゼミ受講後は中間応答のときにポイントとなりそうなところを考えながら翻訳するようになりました。

実務ほぼ未経験で受けてみた感想と全体の感想

ゼミは演習形式なので最初の方はどのように考えたらいいかわからず、なかなか課題を進められなかったため正直きつかったのですが、回数を重ねるにつれて考え方などがだんだんわかるようになり、今は受けて良かったと思っています。

受けてみて特に良かった点として、自分の考えたことに対してフィードバックが受けられた点が個人的には良かったです。
どのようなところが良くて、どのようなところがダメなのか自分だけではわからないことを教えてもらえることは大きいと思います。
実際の仕事の場面では、ちゃんとしたフィードバックがもらえる機会というのは貴重だと思いますのでもし受講を迷っている方などいましたらそのような点からもおすすめです。

ほぼ未経験で受けたという点からは、ポイントとなるところや少し難しいところなどは制野先生がついてきているか確認してくれたため、初心者でもついて行きやすかったところが良かったです。

また、講義動画をゼミ後に再度見ることができたため、ゼミ中に理解できなかった部分について動画を見て復習できる点も良かったです。

最後になりますが、今回教えていただいた制野先生、一緒にゼミを受けた受講生の方々、そして知財塾関係者の方々ありがとうございました。
今回のゼミを通じて学んだことを今後の実務で活かしていきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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