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ChatGPTで生成される文章に著作権はあるのか?
こんにちは、知財コーディネート広場です。
「ChatGPT」
この言葉を聞いたことはありますか?
ざっくりいうと「AI技術の1つ」、昨年後半ごろから突如現れ、現在国内外で爆発的に話題になっています。以下、Googleトレンドで調べてもその伸び率は著しいものがありますね。
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ChatGPTは各メディアでも引っ張りだこ。ここ最近見ない日はないと言っても過言ではない
ChatGPTは日々メディアでも多く取り上げられています。中田敦彦さんも最近Youtubeで取り上げました。さすが中田さん、この動画を見ればどのようなものかがかなり分かります。
※ちなみにサムネに出ているGoogleのBardも気になりますよね?
動画内でも触れられてますが、ChatGPTはマイクロソフト社が開発したもので、その技術の高さにGoogleのCEOも緊急事態宣言的なアラートを発信したのだとか。そこで誕生したのが「Bard」なのです。
注目度が高まっていて、世界のGoogleも恐れているChatGPTは何ができるの?
ChatGPTはチャットの1つ。通常のチャットボット同様にテキストを入力する箇所があり、そこに質問等を入れるとAIが回答するというもの。
以下がChatGPTの画面なのですが、例えば「知的財産権とは何ですか?」と入力するとAIが以下のように回答してくれます。
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知的財産権は、特定の知的創作物に対して法的な保護を提供する法的な概念です。これらの知的創作物には、特許、商標、著作権、デザイン権、地理的表示などが含まれます。
知的財産権は、知的創造性を促進し、発明や創作物の商業利用を奨励することを目的としています。これらの権利は、創造者や所有者に対して、その創造物を制御する権利を与えます。これにより、他の人がその知的財産を無断で使用することを防止することができます。
知的財産権は、企業や個人にとって非常に重要であり、彼らのビジネスや創造的な努力を保護することができます。さらに、知的財産権は、発展途上国にとっても重要であり、新たな技術や知識の移転を促進することができます。
ちなみに回答には1分もかかっていません。しかも内容に違いもほぼない。これを人が回答するとなるとその時間では難しいでしょう。恐るべしChatGPT。。
一方で聞く質問によっては精度面においてはまだまだ発展途上の印象です」。今度は「千葉ロッテマリーンズについて教えて下さい。」と聞いたところ以下の回答をしてくれました。
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千葉ロッテマリーンズは、日本のプロ野球チームであり、パシフィック・リーグに所属しています。
球団創設は1950年で、当時は毎日オリオンズというチーム名でした。その後、千葉市に本拠地を移し、1992年に現在のチーム名である千葉ロッテマリーンズに改称しました。
球団のホームグラウンドは、千葉県千葉市のZOZOマリンスタジアムであり、2005年にオープンしたこの球場は、両翼が100mを超える広いフィールドとなっています。また、近年では、千葉市とともに球場周辺のエリア「マリンエコー」を開発し、観戦以外にも様々な楽しみ方ができるようになっています。
千葉ロッテマリーンズは、日本プロ野球界の中でも比較的若い球団ですが、1990年代後半から2000年代にかけては、イチロー選手を中心に数々のタイトルを獲得し、リーグの強豪チームとして知られています。また、2005年には、プロ野球日本シリーズで日本一を獲得しています。
現在は、多くの若手選手を擁し、今後の成長が期待される球団として、ファンからの支持も高く、今後の活躍が期待されています。
一見、良くまとめられているように見えますが、微妙な間違いもありましたね。例えば、千葉ロッテマリーンズにイチローはいませんでしたし。
それでも全体的にはよくまとめられていますし、今後さらに進化していくことでさらに回答内容の精度も高まっていくでしょう。
Googleが危惧したのは、このような技術の発展により、検索の在り方が変わってしまうのではないかということ。中田さんの動画では、「ググる」から「Chatジピる」的な変わってしまうのではという言い方で発信されていました。
ここで気になる。ChatGPTに著作権はあるのか?
結論、可能性ありだと思います。
なぜなら、ChatGPTの意図に反して、作成された文章が偶然にも他のサイトやSNSなどで使われている文章だったとしたら、著作権を侵害していると言われてしまう可能性があるからです。
個人的な主観ですが、現状のChatGPTには作成された文章が著作権に引っかからないかを調べる機能、もしくはフィルタをかける機能は搭載されていないのではないかと思われます。
よって、現時点ではChatGPTで生成した文章をそのまま使うことは避け、あくまで全体的な参考程度として、自分流に書き換えることをした方が無難と言えます。
ChatGPTに「ChatGPTに著作権はあるのか?」と聞いても、「著作権は生成したテキストの所有者に帰属します」と言っていますしね。
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ChatGPTはOpenAIによって開発されたAIプログラムです。ChatGPTの設計、開発、およびトレーニングに使用されたソースコードとデータは、OpenAIが所有しています。したがって、ChatGPT自体の著作権はOpenAIに帰属します。ただし、ChatGPTが生成するテキストは、AIによって生成されたものであり、著作権は生成したテキストの所有者に帰属します。
余談ですがChatGPTの規約上では、ChatGPTで生成した文章はユーザー側にあるが商用利用は不可という形で明記されていました。よって、現状ChatGPTで生成した文章を使って営利を獲得するようなこともNGです。
現状は著作権に引っかからないようChatGPTを活用すべし
繰り返しですが、間違ってもChatGPTで生成された文章をあたかも自分のもののようにし、そのままライティングの記事にするのはリスクですし、商用利用もNGです。
また、情報収集で調べるにしても、前述の千葉ロッテマリーンズのように精度面でも若干の不安が残っています。何も知らずに千葉ロッテマリーンズにイチローがいたとか記事にしようもんなら大騒ぎものです。
ただ、確実に今回のAI技術の誕生により、今後のインターネットにおける未来が変わっていく可能性は高く、私たちはこのような情報を掴み続け、自分たちの仕事等にどう活かせるか、著作権のような知的財産法に触れないよう意識していくことが大切ではないかと思います。
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