生肉ダメ絶対

ハンバーグ専門店で出る生焼けのハンバーグが食べられない。たまに遭遇するのだが、割ると中が赤かったりする。鉄板熱いので焼いてもいいよ的な。

「うちは牛肉100%なんで」

みたいなことを言い出す店もあるが、私は生肉を信用していない。例えそれが牛肉でもだ。今まで食べ物にあたったことはないが、想像だけでも恐ろしい。「吐く」という行為が極端に苦手なので、出来れば吐かずに過ごしたい。食あたりなんてもってのほかだ。避けられるものは全力で避けて生活したい。

豚肉は、Ｅ型肝炎ウイルスや寄生虫などの危害要因が存在する。鶏肉は、代表的なとこでいうとカンピロバクター。こちらは細菌である。卵には（殻）サルモネラ菌がいる。どいつもこいつもおどろおどろしい。日本で生レバーが禁止されて久しいが、危険を冒してまで食したいという欲望はどこからくるのか、私にはわからない。代わりの美味しいものはいくらでもあるのに！！でもそんな人がいるから、こんにゃくやフグといったちょっと工夫しないと食べられないよというものが流通するようになったのかもしれない。きっと何人も犠牲になってるはず。先人の食への探究心に脱帽。私は、安全を確認された物のみ食べていくよ、すまんな。

心配性なので、それらを触る時にはとても気をつけている。息子に料理を教えた時も、まずは危険から教えた。

ずっと前の記事に食べ物の家族の好き嫌いを書いたが、私も好き嫌いが多い方だ。肉は赤身だけ、ホルモンパス、脂身パス。魚は、臭いのきついのは嫌い。鰹とか太刀魚とかオイルサーディンとか。一時期流行ったバーニャカウダもアンチョビがダメでパス。生魚も苦手だ。イカタコ貝エビあたりは大丈夫だが、その他の生魚もパス。貝も帆立は貝柱だけ、牡蠣はパス。からすみも苦手。フォアグラやイクラもパス。

わぁー書き出すと多いな。

お刺身苦手というと、結構な人から新鮮なのを食べると全然違うよ！などというアドバイスをもらうが、海辺の旅館に泊まったときに出た新鮮な刺身も美味しいとは思わなかったので、やっぱり好きじゃないんだと思う。それに、刺身ってそもそもご飯のおかずじゃなくね？寿司以外は。というのが持論なので刺身定食は認めていない。

刺身で思い出した。大昔、年下彼氏と伊勢海老を食べに行った。海老は大好きなので刺身でもOK。コースの最初らへんに伊勢海老の姿造りが出てきた。触角がウネウネと動いていた。テーブルに運ばれてきていざ食べんとなった時、伊勢海老の頭部が「ギギギ」だか「ヂヂヂ」だかいう鳴き声を上げながら、皿から歩いてテーブルに出てきた。

ぎゃー！！！

トラウマになるレベルで恐ろしかった。結局店員さんに頼んで、刺身部分のみ出し直してもらったが、食べている間中「ギギギ」「ヂヂヂ」が脳内で再生されて堪能できなかった。魚の姿造りも苦手である。口がパクパクしている魚の頭部を見ながら、「新鮮ね♪」などという気がしれない。目も合うしな。

幸い夫は海鮮嫌いなので、海鮮しかないレストランにはいかないし、食卓も気にしなくてもいいのでどうにかなっている。実母は刺身好きなのに、なんで私は苦手なのか。そもそも好き嫌いってどこから来るんだろうね？

※イラストお借りしました。shinsukesugieさん、ありがとうございます。