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「がんばること」をやめています

今年はこれを目標にしよう!
と意気込んでたのはもう何年も前のこと。
ここ何年、特にドイツに渡ってから、
そんな目標を立てることもなく過ごしてきた。

だって、心の余裕がそんなに無かったんだよ。

でも、50歳を迎えるにあたって、私は「がんばらない」と目標を立てた。

そう、今、私は「がんばる」ことを遠慮させて頂いています。

ことの始まりは、約一年前の8月。

突然右肩が痛くなった。

通称:五十肩

私が何をしたかというと、痛みに耐えながら働き続けました。

この時は私は調理の仕事をしていて、重い鍋を運んだり、
大きなフライパンを振ったり、なんだりと体を駆使し続けていた。
そして月平均200時間労働。
今思えば、なんであんなに仕事頑張ってたのか、恥ずかしく思えるくらいだ。

心の法則コーチングに出会うまでは、前の働き方になんの疑問も持たずにいた。

とはいえ、もうそろそろ自分らしい生き方がしたいとはずっと思ってたけど、
実際何がやりたいのか全く分からなかった。

今考えてみると、やりたいことが分からないから、
与えられた仕事をこなすことで自分を満たしてたんだなーとは思う。

ちょっと話がずれてしまったけど、

結局病院に行ったのは3ヶ月も経ってから。
そのうち治るんじゃないかって思いながら痛みに耐えてたけど、
どうやら治りそうもなかったのでやっと病院に。

よーく効くけど体にめちゃくちゃ悪い注射を2本打ち、痛みが治った。

ここで、普通の人なら大事をとって少し休むとか、
なるべく肩に負担がかからない用に気をつけたと思うけど、
私の場合、がんばることが普通の感覚っていうか、
がんばることが息を吸うみたいに普通のことだったので、
前と同じように仕事を始めた。

もしあの時に戻れるなら、未来の私がこの時の私に説教をしたい。

「何やってんだ。あんたバカだよ。そんなにがんばるんじゃない。」

そう、せっかく体に悪いよく効く注射をしたのに
1ヶ月も経たないうちに再発してしまったのだ。

そこでまた注射をしてもらおうと病院に行ったが、
このよく効く体に悪い注射はそう何度も打つ事ができない注射だったらしい。
それだけ体に悪いって事なんだ。
もう痛みを止めるための選択は、薬の服用一択。

でも飲んでる時は痛みも少しはおさまるんだけど、
飲むのを辞めると痛みが強くなる。

そんな状態でも仕事を続けてたんだけど、
もう痛みに耐えられなくなって
仕事を一ヶ月仕事を休むことになった。

もともとスタッフの人数が少ない上に、
私が一ヶ月も休む事になってしまって、
同僚に「迷惑かけちゃうな」って
申し訳ない気持ちで毎日気分が沈んでた。

でも、もう無理。

「もうがんばらなくていいのだよ」って
精神よりも先に体の方が悲鳴をあげたのだ。

この病気休暇中、いろいろ考えた。

そして休暇がを終える頃、私は決心した。

これからは私がやりたいことをしよう。
もうがんばることはやめよう。

そして4月末で退職することに決めた。

今は失業保険をもらっているが、来月から働き始める。
新しい仕事は月100時間くらいの仕事の量に抑える。
今までの半分(笑)。
軌道に乗るまでの繋ぎの仕事。

すでにやりたいことは見つかって、
今はそれに取り組んでる。

そして今年の私の誕生日、私は目標を立てた。

私はもうがんばらない。
がんばらなくってもいい。

コーチングを受けて一年経ったが、
今は一年前とは180 度違う道を歩んでる。

人は変わることが出来るんだ。
変わりたいって本気で思えば。




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