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家のモノのマッチング

ちょっとわかりにくい写真だけど、これはすすきに乗った、草で編んだバッタ

10年前、宿場町に出かけた時に、買い物をした小さなお土産屋さんで頂いたもの。
お店の前には、窪みに水が入った岩があって、そこに笹の葉で編んだ亀が浮いていて、「すご〜い!」と見とれた。

とても腰の曲がったお婆さんが、店の奥からつかまりながら出てこられて、子どもたちのことを、「まあ〜AKBみたいな可愛いお嬢さん」と、とてもニコニコと可愛がってくださった。

写真のふくろうのストラップは、そのお土産の店で買ったものの一つ。
ふくろうのお腹には、さらにちっちゃなふくろうが彫ってあって、驚いた!

このふくろうは、スマホの世の中になった今も、かばんに循環させながら付けている。

会計の時、お婆さんが「これどうぞ」と、子どもに笹で編んだバッタをくださって、表の亀もバッタもお婆さんが作られたもので、とても驚いた!

皆で感激しながら、おばあさんにお礼を述べて、子どもは草ばったの乗ったすすきを持ちながら、ご機嫌で宿場町を歩いた♪

普段、このバッタは袋にそっと入れてしまってあって、宿場町に旅行に行った時期に出して、その時の写真と一緒に部屋に飾っていた。
鮮やかな緑だったバッタは茶色になったけど、出すたびに、やっぱり本当によくできているな〜と、まじまじと見つめてしまう✨

最近、持ち物の目通しをしていて、「そうだ!この透明なケース、笹のバッタを入れて飾るのにちょうどいい!」と思いついた!

すすきの柄を切って入れてみると、やっぱりちょうどいい!
これなら、そのまますぐ飾れて、埃もつかず、バッタに直接触らないので、劣化しにくく壊れにくい!

嬉しいな♪
些細なことではあるけど、やってみると意外なほど大きい♪
このまま、6月いっぱい飾ろう!

透明なケースは、確かチョコレートが入っていたもので、包装紙やリボンなどと一緒に、ラッピング用のグッズの箱に入れてあって、こういう、何年も出番がなかったものが、ふといい使い道が見つかることはよくある。

なんでも「使えるかもしれない」と取っておくと、扱いきれない量になるので、「この箱に入る程度」など、総量を決めるのは大事。そして持ち物の目通しをしてインプットするようにしてないと、確実に忘れて、使える時は来ない。

こんな、10年越しにマッチングを思いつくこともある。

本当に買い物を安上げるのは、金を払ったその時でなく、その後をしっかり使うことこそ

ただ買う時の値段が安いことしか頭にないと、自分が買ったのより安く売ってるのを見かけると、途端に「損」をしたような気になったり、他に振り回され続ける実体のない幻想

いい買い物は、買った後にあることを理解すれば、精神的にも安定する。

出費が姿を変え、そうやって自分のものになったモノを、しっかりと使うことは、とても難しいもの。

値上がりは誰でも嫌で辛いに決まってるけど、もっと本当の意味で買い物を安上げる努力をする人が増えることが、長期的に本質的に、値上がりの連鎖をおさめることになると思う。



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