記事紹介――道徳的動物日記「『安楽死』をめぐる議論のおかしな構造」
今回は記事の紹介。最近安楽死に関しての議論というか意見表明が盛り上がりを見せているが、その安楽死議論の構造について検討したものである。
この記事の筆者は安楽死賛成派・反対派ともそれぞれ2つに分けられる、すなわち賛成派は自己決定権の尊重と社会全体の効用のための2派に、反対派は所謂「デスハラ(不本意な安楽死への圧力)」への懸念と生命至上主義の2派にである、としている。
確かに安楽死賛成派・反対派ともに一枚岩ではない。議論の主体となっているのは賛成派では自己決定権の尊重派