ビンゴのご褒美で ガンプラを作る
ガンダムのプラモデルは「ガンプラ」。
中野にあるのは「サンプラ」。
タイの魚醤といえば「ナンプラー」。
どう?
NORTH EAST × MAI も驚くこのリリック。
何にもならない無駄なテクニック。
落としてみせるぜロマンティック。
はい、またまた韻を踏みまして、話がなかなか前に進まず足踏みしまして。
…いい加減に話を進めます。
ビンゴのご褒美にガンプラを作る話です。
まずはガンプラの思い出から。
ガンプラと私の出会いは古く、5歳くらいの時に親しくしていた母方の従兄弟のお兄ちゃんに教わって作り始めておりました。
当時のガンプラはセメダインをパーツに塗ってくっつけるのがほぼで、換気を忘れた部屋で集中して作っていると、いつの間にか、ガンプラを作りながら超笑顔になったものです。
「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」を作ったジョン・レノンと同じパターンです。
あとはガンプラっていうと、イヌがニャーと泣いた日の時にやってたコント「男達」ですかね。
公園でガンプラ遊びをしている少年(私)に黒ずくめの大人(宿野部さん)が近づいてきて絡まれると思ったら、その男もガンプラを出してきて戦い、少年の兄(たいがーちゃん)をも巻き込んだ壮大な戦いが始まるみたいなやつの中で、黒ずくめの男と戦うお兄ちゃんが操るジム。
翌日の舞台に間に合わせるために、徹夜で作ったもんです。
で、そんな力作のジムをリーダーのたいがーちゃんが勢いよく扱って、コント中に舞台上でバラバラにジムがぶっ壊れて話が進まず、唖然とした事が昨日のように思い出されます。
ついでにこのコント、NHKさんのオンエアバトルで演ってガッチリ落ちたネタでもあって。
劇場ではめちゃくちゃウケてたから「イケる!」って判断してやったんだけど、球転がらない、転がらない。
マーケティングとオンバトの出順はとっても大切です。
そんなガンプラ話。
今時のガンプラはセメダイン無しで、パーツをはめるだけで組み立て易く、しかも色も塗られています。
素組み(すぐみ)という、パーツを切って組み立てただけでも十分に楽しめるようになってます。
と、ここまでは良いのです。
問題なのはここから。
「ガンプラは自由だ」
これはガンプラ作りの名人カワグチが言った名言です。
確かにガンプラは自由にどんな風に作っても構いません。
それがガンプラの強みです。
ならばやるしかないでしょう!
まだ誰も作った事のないガンプラ!
世界に1つだけの私のガンプラ!
行くぜ!
「全裸でハンドクラップダンスを踊った後に作るエクストリーム・ガンプラ!」
…決まった。
ガンプラをカッコよく作る腕がないのなら、ガンプラを作る方法でオンリーワンを目指すのが本物のガンプラモデラーでしょうが!
まだ誰もやった事のないガンプラ作り。
名人カワグチでもやった事のないガンプラ作りを今!
はい、今回はガンダムヴィダールを作ります。
ハンドクラップダンスを踊った後にすぐ作れるように準備します。
新聞紙の上にランナーを置いて昭和のモデラー風にします。
さあ、産まれたままの姿になってハンドクラップダンス!
先生、よろしくお願いします!
ひー、汗だくだく、さぁ、このままガンプラ作り。
ヤバイ、疲労で手が震えて上手くパーツが切れないし、持てない。
しかも細かいシールなんて貼るの無理だろ!
汗が説明書に滴る。
目に汗が入って痛い。
なんだこの苦行!
正にエクストリーム!
そして60分後。
できませんでした…
ごめんなさい、未完成のまま用事があるので出かけます。
ただ1つだけ言わせてください。
私、世界中でオンリーワンのガンプラモデラーになりました。
ありがとうございます。
どこからともなく聞こえます。
「上手にガンプラを組み立てるように、人生も上手に組み立てられれば良いのにね」
クラップダンスでかいた汗はひいたのに、私の瞳からしょっぱい汗が止めどなく流れるのは何故でしょう。
(2020年8月3日 No.7でビンゴしたご褒美)
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