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帰宅難民になったら、どうしよう?

8月は、地震に台風に、「災害に備えろ!」の号令が絶えなかったと感じている。
そして迎えた「防災の日」、私の中でなんとなく目を背けていた問題も存在感を増してきた。

ずばり「帰宅難民になったら、どうしよう?」である。

ちなみに、「帰宅難民」という言葉が出来たのは、2011年東日本大震災の時だそうだ。(個人的には)結構新しい言葉だった。

「どこで帰れなくなったか」によって対応が変わる

職場にいる時なら

私の通勤は、電車に揺られ揺られて一時間、都心へ向かうもの。全ての道のりを歩くとなると結構な距離になる。
故に。
もし職場にいる時に地震があったらなら、「動かない」に尽きるのだろう。

移動中なら

「この駅より手前なら家へ向かって歩く」「この駅より先なら職場へ向かうって歩く」というポイントを決めた。今日決めた。
決め手は「自分が気負わず歩ける距離」。Googleマップで計測しただけなので、そのうち一度歩いてみるのもいいかもしれない。

「戻る」でも「進む」でもない真ん中の区間なら、近くの一時滞在施設でお世話になることにする。
実際、8月9日の神奈川県西部で震度5弱を記録した地震の時には、震源を通る小田急線が翌朝まで全線再開せず、帰れなくなった人たちが厚木市の一時滞在施設を利用したそう。
なお、万が一の時に設置されることになっている一時滞在施設は、都のウェブサイトで公表されています。

地下鉄の中で被災したら

移動中は移動中でも、地下鉄の中だったら?
一時滞在施設に向かう前に『地上へ出る』という一大ミッションがあるじゃないか!

気付いて、泣きたくなった。
止まった電車から降りて、暗いトンネルを歩き、階段を上り… うん、すごく大変だ。あまり考えたくない。

考えたくないけど、考えた。どうすれば脱出成功率をあげられるか。
・とにかく歩きやすいほうがいいから、カバンは両手が空くリュックが良いだろう。 → 普段からリュック好きなのでOK.
・足元はスニーカーが安全 → 仕事行くんだからパンプス履いてるよ!
・照明が消えるかもしれないね → 懐中電灯持っておく?
・それをいったら軍手とヘルメットも必要じゃない!? → 普段から軍手とヘルメットを持ち歩く人ってどうよ。

と、思考がこんがらがってしまった。
家族には「ライトはスマホを使えば?」と言われました。

このあたりはちょっと調べて考えたいと思います。
何かご存じの方、是非情報と知恵をください。

家族が帰宅難民になったら

自分が帰宅難民になっていたら、家族も帰宅難民になっている可能性は高い。
だから、家族がどうするのだろうかも知っておきたくなってきた。

「どこにいたら、家へ向かうか」「職場(学校)へ向かうか」を教えてもらおうかな。
あと一時滞在施設を一緒に調べておくとかしたいな。

そして、お互いの安全をどう伝え合うかも決めておきたいと思った。
お互いが無事と分かれば、それこそ地下鉄脱出とかに集中できて、良いと思うんだ。

とりあえずできること

まず、家族と話す。
『帰宅難民』のリスクと準備を共有しておきたい。

それと、今、これが欲しい。

「ライトはスマホを使えば?」と言われましたが! やっぱりライトはライトで欲しくない!?
しかも、首掛け式だと両手が空くんだよ。すごくない?


折しも「防災の日」。
自治体の広報誌の備蓄特集を読み込んでしまった。

こればかりは起きないと分からないことも多いだろうし、そもそも何も起きないに越したことはないのだけれど。
やれることをやっておきましょうね、お互い。

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