西伊豆自然体験学習ツアー事前学習を開催しました!
皆さんこんにちは!@宮澤です。
最近は、記録的猛暑が続いており、外に出るのがおっくうになってしまっているこの頃です・・・
皆さんも、暑さに負けずバランスの良い食事、十分な睡眠をとってこの暑い夏を乗り切っていきましょう~!!
さて、今回は7月6日に開催した、西伊豆自然体験学習ツアーの事前学習の様子をお届けします♪
西伊豆自然体験学習ツアーとは?
千代田区神田錦町にある「ちよだプラットフォームスクウェア」に拠点を置き、地方と都市相互の持続的なつながりを目指して活動している「ちよだ地方連携ネットワーク」主催の地域体験ツアーです。
舞台は、千代田区連携自治体の静岡県西伊豆町。日本の夕陽百選に選定されるなど、毎年全国各地から多くの観光客で賑わうこの町は、新鮮な魚はもちろん、ワサビや鰹節、ところてんの地でも有名となっています。
この西伊豆町に、7月26日、27日に千代田区在住の親子8組16名で、西伊豆町の自然を五感をフルに使って体験してきます♪
西伊豆での体験学習をより深く理解し、他の参加者とのコミュニケーションを通じて、自分で考える力を養うために、事前学習を行いました!
今回のツアー参加者の名簿を見ると、なんと、、、、
過去、ちよだ地方連携ネットワークのイベントに参加してくださった方々のお名前が!!(≧▽≦)
すごい!料理教室や、五城目ツアー、そして昨年の西伊豆ツアーにご参加いただいた方に、ご応募いただきとても嬉しい気持ちでいっぱいでした!
事前学習の内容はこちら↓↓↓
まずは、このメンバーでツアーに行くので、お互いのことを知るために参加者の皆さんに自己紹介をしていただきました。
自己紹介で、プログラミング、昆虫採集、楽器を吹く、もふもふで遊ぶなどみんなの好きなことを知ることができ、さっそく距離が縮まりました!
いよいよ、事前学習スタート
今回の講師は、昨年同様、森林共生アプリシエイト株式会社の深堀崇弘さんと、一般社団法人日本わさび協会の金子美愛さんです。
このお二人には、ツアーのアテンダーとしてもお世話になります!
森林の役割について学ぼう
西伊豆の森林について深堀さんからお聞きしました。
森には、様々な役割があります。
例えば、土砂崩れや土砂の流出を防ぐ役割。また、川や海の生物を育んだり、水の中の栄養分を育んだりするのも、森の役割なんです。
自分たちが普段安心して飲んでいる水も、森があるからこそ!なんです。
ですが、森林の手入れが不十分であったり、管理が行き届かないことから大きな災害が起きてしまっているのが現在、大きな課題となっています。
森林には、人工林と天然林があり日本全国のうち、4割が人工林と言われていますが、なんと西伊豆町の森林は、6割が人工林なんです!
西伊豆町の栄養分を含んだ湧き水や地下水を維持していくためには、この人工林を適切に管理し続けることが大切なんです。
そして、この西伊豆町の豊かな湧き水を使って栽培されているのが
「ワサビ」です。
湧き水の説明では、動画を用いて説明してくださり、参加者の皆さんも「へぇ~!」「うんうん」と頷きながら説明を聞いている姿が印象的でした✨
森林と湧き水には密接なつながりがあることを学びました!
そして、ここからは湧き水で育つワサビについて学んでいきます!
わさび博士になろう!
続いてわさびについて、金子さんからお話をお聞きしました。
わさびは、一年を通して冷たい湧き水があるところで育ちます。
その水温なんと、8℃~18,6℃!
この水温が本当なのか、実際に西伊豆に行った時に測定をするのでこの数字を忘れないでくださいね!
わさびは、肥料や農薬をほとんど使わず、湧き水の養分で育つんです!
西伊豆の冷たく、豊かなわき水だからこそ、おいしいわさびが育つんですね~~
ここでわさびの豆知識!
わさびと聞くと、「辛い!」というイメージを持たれる方が多いと思いますが、実はワサビはそのままでは辛くないんです!
では、なぜ辛くなるんでしょうか?
それは、すりおろすことでワサビの細胞が破壊され、辛さと香りが生まれるから!
では、本当にそのままのワサビは辛くないのか実験しましょう!
といって、金子さんが取り出したのは、切ったワサビ。
これを参加者の皆さんがなめてみたところ、、、
「からくなーい!」「草の味がする」などの声が!Σ(゚Д゚)
また、ワサビは油を含んだ食べ物と食べると辛さが軽減されます!
この説は本当なのか!?みんな大好き、ポテトチップスと一緒に再度実験してみましょう!
すると、大人も子どもも余裕でペロリ!
しかも、「美味しい!」「もっといろんな食べ物と組み合わせて食べてみたい!」などの声も出ました!
これは、一体なぜなのでしょうか?
それは、油には辛みを和らげる作用があるからなんです。
ワサビの辛み成分が、油でコーティングされて、辛さを感じにくくなるんです!!
ワサビは油を含んだものと一緒に食べると辛さが軽減されるということを初めて知り、もっと色々な食べものと組み合わせて試したくなりました!!また、肥料や農薬をほとんど使わずに、西伊豆の湧き水の養分だけで育つワサビと聞いて、西伊豆の冷たく豊かな湧き水だからこそ、あんなに美味しいワサビが育つんだなと理解しました!
参加者の皆さんも楽しくワサビの情報を得て、これであなたもワサビ博士!になれたのではないでしょうか!?
ここからは、かつお節について学んでいきましょう♪
かつお節博士になろう!
次に、かつお節についての説明に入ります!
かつお節は、カツオを煮て、乾燥させて作る保存食品です。削る前のかつお節の特徴はなんといっても、その硬さ!
まるで、石のような硬さで、参加者の皆さんもかつお節の”カンカン”という音を聞いて、びっくりされていました!
そして、かつお節は、世界で一番硬い食べ物としてギネス認定されています!!
さて、そんなかつお節ですが、どのようにつくられるのかご存じでしょうか??
かつお節を作る工程は、全部で8つ。その中には、手作業でおよそ30本ものカツオの骨抜きをしたり、いぶすといった作業が含まれます。
手間暇かけて、一つ一つ丁寧につくられているいるんですね(>_<)
そして、「いぶす」作業には、地元の薪を使うという決まりがあります。
ではなぜ、地元の薪を使うのか?
これは、、、
地元の木を使うことで、森林の手入れになり豊かな森林を作ることができる。
森林が豊かになると、栄養をたくさん含んだ湧き水が産まれ、ワサビが育つ。
また、豊かな水は海へとつながり川や海の生物が育つ。
まさに、
”山 ⇔ 川 ⇔ 海”
の繋がりこそが、西伊豆町の豊かな資源を作っているんです!
西伊豆町の自然の繋がり、そしてワサビや、カツオ節について学んだところで、ここからは調理実習に入ります!
調理実習開始!
今回は、かつお節から出汁を取って作る、すまし汁とふわっふわのかつお節をご飯いっぱいにかけて、その上にワサビを乗せた、ワサビ丼を作ります!
先に、金子さんによるデモンストレーションを行ってから、いよいよ参加者の皆さんによる調理開始です!
それぞれのテーブルで、わいわいしながら調理をしており、初めましてなのにすぐに仲良くなっていて、子どもたちの仲良くなるスピードはさすがだな!と感じました(笑)
一番出汁を取ると、かつお節のいい匂いが会場中に広がりました!
では、どんな味がするのか味見・・・
そして、ワサビ丼に乗せるワサビは、子どもたちが鮫皮おろしでワサビおろしに挑戦!
早すぎずゆっくりのスピードで、そして手首に力を入れるのではなく、なるべく腕に力を入れておろすことがポイントだと金子さんが教えてくださりました!
そして、どのテーブルも完成~!
いざ、実食!
自分たちで作ったお料理はどうかな~~?
美味しい!と笑みがこぼれていました!
ワサビ丼はどうかな??
大人も子どもも口をそろえて、
「このわさびめちゃめちゃおいしい!」と大絶賛!!
本物のワサビは本当においしいんです!一瞬、ツーンとワサビの辛さがくるものの、すぐ鼻から抜けて、ワサビの風味が残る、ワサビが苦手な方でもパクパク食べられます!(実は、自分はワサビが苦手でしたが、本物のワサビに出会ってから、食べられるようになりました(^^♪
今回、すまし汁とワサビ丼のほかに、ポテトサラダや、デザートにアイスクリームをご用意いただきました!
ポテトサラダに使われるマヨネーズには植物油脂、そしてアイスクリームには乳脂肪が入っていますよね。どちらも油です。。
ということで、ここにもワサビを入れていただきます!
子どもたちは、「えぇ~!アイスにも!?」という反応でしたが、いざ食べてみると、「なにも辛くない!!もっとワサビ入れてみよう!」と、自分自身でどんどんすりおろしワサビを追加。油で辛み成分が軽減されるので、追いワサビの連発でした!
このころにはもう、ワサビをすりおろすのがとても上手になっていました✨
自分たちで作ったご飯を堪能し、お腹もいっぱい!
自分たちで使った調理器具も、しっかり元通り片づけを終えて、
最後に、ツアーについての注意事項や最終確認を、旅のしおりを見ながら行いました!
今回の事前学習で、西伊豆の自然の繋がりや、ワサビ、かつお節について学び、2週間後のツアーがより楽しみになったのではないでしょうか?
今回学んだことを、実際に現地に行って確認するのが楽しみですね!(^^)/
皆さんと元気でお会いできるのを楽しみにしています!
次回は、ツアーの様子をお届けします♪
お楽しみに✨✨
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