[アニメ感想] 不滅のあなたへ:不死の者が目の当たりにする命のやりとりに魂を揺さぶられる
第一話の最初の数分で、これはものすごい物語に出会ってしまった…と思って震えた。
そして第一話から号泣してしまった。
何だこのお話。神がかっている。
地上に投げ込まれた “球”。それがまわりのものを取り込み、その姿を取得していく。
石やコケになっていた “球” はやがて命あるものを取り込むようになる。
そこで私たちは、接触したものが生き物である場合、それが死ぬと姿を取り込める…という仕組みを知らされる。
ちなみに、一度取り込んだものはストックされていつでも呼び出せる。
“球” は、雪深い大地で狼の姿となり、やがて、ひとりの青年に出会う。
彼はひとり、雪の中にいて過酷な環境の中、命を落とす。
この少年の姿が、その後の “球” のメインの姿となり、新たに出会った人によって フシ と名付けられる。
なぜなら彼は不死身だったからだ。
長い年月をかけて、フシは人間らしさを学んでいくんだけど、人としての人格が芽生えて来ると、彼の性質が彼自信を苦しめていくことになっていく。
彼は神に近いような存在なんだけど、精神的には未熟だし、いくつもの死に冷静に対応できるほど達観もしていない。
そんな彼が目の当たりにする命の物語が生々しくて、何度も声が出るほど泣かされることになる。
ハートウォーミングとかじゃないよ。胸が引き裂かれるような気持ちになるんだ。
これだけの設定でも大変に興味深いんだけど、なぜ地上に “球” が投げ込まれたのか。
誰が何のために投げ込んだのか…?
などなど、物語は大きな流れに乗って、長い長い時の中を進んでいく。
この物語が行きつく先がいったいどこなのか、私は絶対に見届けたい!
主題歌は宇多田ヒカル
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