12.言いにくいことを伝える<人は話し方が9割>

相手を傷つけずに伝えるにはどうしたらいいのでしょうか。
言わなければならない、言った方がいいのにも関わらず、言いにくいからとついつい先送りにしたり、前置きが長くなってしまう。。

そんな私が腑に落ちた本がこちらです。

永松茂久先生の『人は話し方が9割』。

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■ 人格と行動を分けて話す

いくら相手を思った上での指摘だとしても、
「君はダメだ」人格ごと否定したり
「君のやっていることには意味がない」と相手から行動の意味を奪ってしまうと
「自分はダメなんだ…」と自己肯定感がズタボロになる。

「君はダメだ。交渉の進め方がおかしい」
→「今回の交渉は詰めが甘かった。でも君なら大丈夫。大きな取引ができる力があるから頑張って」

などと、人格と行動を分けて指摘し、最後に期待感も伝える。

(私もバイトでミスをし、叱られた中でも、人格ごと否定されたとき、心に深い傷を負ったことがあります。勿論お叱りを受けたことに関して、本当に感謝していますし、必要な指摘だったことは間違いありません。ですが、本来の目的は改善することにあり、できることならば不必要な「傷」は負わせる必要はなかったと思うのです。私自身、気をつけたいと思うポイントです。)

■ 労いと合わせて伝える 

失敗をしていたとしても、頑張って物事に取り組んできた相手を労うこと、そして相手の意図に理解を示すこと。

そうすることで、相手は叱られても自信を失うことも萎縮することもなく、奮起するようになる。

■ 同じ目線に置いて話す

過ちの指摘を「あなたは間違っている」と正面から斬りつけられると、臨戦態勢をとり、素直に受け入れられないことも。

そこで、相手に寄り添いながら共感を得るような伝え方が必要。

■ 変化球で伝える

「正論」だからこそ、相手の逃げ場を塞いで追い込んでしまうことがあるため、ストレートに言わず、変化球で伝える配慮が必要。

そこで、失敗談や先輩(架空でも良い)からの話を交えることで、自分へのストレートな非難と取らず、素直に受け入れることができる。 

★ 指摘を受けたら「謝罪」と「感謝」を同時に

叱った人を応援団に変え、自分自身を成長させるには、
「何も言わない方がラクなのに労力を払って指摘してくれた」と感謝の気持ちを思い出し、

「謝罪」と同時に「感謝」の気持ちを伝えること。

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いや〜、昨夜フラッと立ち寄った本屋さんで気になり、買って読んでいたのですが、本当に勉強になりました。

今回は「言いにくいことを相手を傷つけずに言って良い方向に持っていくには」ということが書かれた箇所に注目して書きましたが、

他にも、
・「聞き上手」のメリットとそのやり方
・「寄り添って共感すること」のメリットとそのやり方
・「失敗談」が相手を安心させる1番の処方箋
・人を動かす人の話し方
・「言葉の意味」ではなく「その奥にある感情」にフォーカス

など、今すぐ意識&実践できることばかりで、度々読み返して染み込ませていきたいなと思いました^^

目先のテクニックではなく、心の成長を育んでいくこと、相手を尊重すること…これに尽きるなと。

日々精進^^!

ありがとうございました!!





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