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[コラム] わたしの舞台裏

逆噴射小説大賞の三発目が降りてこないので、中休めとしてnoteのお題「わたし舞台裏」を書こうと思う。

うちには3歳の娘と、4歳(まもなく5歳でダウン症)の息子がいる。

こやつらとの暮らしの中でどうやって創作活動をしてるか。

生活パターンは子の成長によって刻々と変化していき、常に上書きなので、恐ろしいスピードで前の状態が忘却の彼方へと追いやられていく。

これは、未来の私のための備忘録でもある。

朝。
7:00〜7:30起床

私は超絶夜型なので人の親になっても起きるのはこのくらいの時間である。

幸いうちの子達も起きるのは遅めだ。
ただ、子供たちが保育園に行くために家を出る目標時間は9:00なのでこれはかなりギリギリ路線。

起きたらまず朝ごはんを作る。
夜の食器は旦那さんが洗ってくれてる。

朝食のメニューは、いろいろ試そうとはしているが、娘が同じものしか食べないので、朝は毎日ほぼ同じになってしまう。

私は料理が得意ではないので簡単なものでも時間がかかる。好きじゃないことは何年やっても上達しないいい例だ。

朝ごはんの準備には30〜40分ほどかかってしまう。

時間がかかる要因としては、私の段取りの悪さもあるけど、数十秒おきくらいに娘に呼ばれて、あれやって、これできない、など割り込みタスクが発生しまくるためでもある。
※Youtube見せてても同じ…。

このへんで旦那様は出勤。
ゴミ出しもしてくれる。

寝坊したりすると、朝食を食べ始めるのが8:00過ぎになってしまう。

ダウン症の息子は食べ物を飲み込むのが下手なので、自分でパンなど食べるが、口に入れすぎて窒息しないように、見張っていないといけない。
ちなみに、一年位前はお湯で溶かしたパン粥を食べてたので成長してる。

子供たちが朝食を食べている間に、私は保育園に出す連絡帳を書く。

前日の先生の欄を見ると、細かい字でびっしり園での出来事が書いてある。先生たちは忙しい中で、何人もの子供たちに対して、この量の文章を毎日書いてくれてる。
すごいことだ。

私はたった2人分だけなのに、家での出来事を毎度考えるのに苦労してる。
多分、何て事ないことを書けばいいのだけど、どうしても面白い事を書こうとしてしまう。

連絡帳など前日の夜に書いておけばいいのだけど、夜の私にその気力はない。

連絡帳を描いてる間も、お茶が飛び散ったり、これやって、あれやってが発生するので、数十秒おきに中断しながら書いている。

続いて保育園の荷物の準備である。
汚れ物入れ、食事用のエプロン、着替え、パンツやオムツ、靴下を入れる。
保育園に持っていくものはオムツも含めて、全てに名前を書く。

荷物の準備が終わる頃に、息子はほぼ食べ終わってるので、自分で食べないスープなど飲ませて、ごちそうさまする。

娘は食べるのが遅いのでいつまでも食べている。
しかも、一度ごちそうさましたのに、片付けようとすると、食べるーと言ってまた食べるを何度も繰り返すのだ。

というわけで、娘は放っておいて、息子の準備を進める。

ここでだいたい8:30くらいになっている。

息子には心疾患があるので、元気ではあるけど毎日服用している薬がある。
それを飲ませて、歯を磨く。

そして、着替え。
息子はやろうと思えば自分でも着替えられるのだが、任せていると日が暮れてしまうので、私が着替えさせる。

息子はオムツマンなのでオムツも替える。

しかし、非協力的で、ケラケラ笑いながらあっちへゴロゴロこっちへゴロゴロするので、たかが着替えで15分とかかかる場合がある。

このくらいから、娘がうんこをしだす。
彼女はまだオムツにうんこをするのだけど、やたらと時間がかかる。

時刻は8:45。今朝も時間通りには出れなそうだ…と毎日思う。
しかし、うんこは急いでとか言えないので彼女のペースに委ねるしかない。

その間に息子の体温を計り連絡帳に記入。それをリュックに入れて、息子の荷物は完成。

この辺で、お隣の女の子が玄関先で大声で歌い出し、彼女のお母さんが「いいから早く乗りなさいっ!」と言っているのが聞こえてくる。

わあ、うちと同じ〜お疲れさまです…と心中で思う。

9:00になってしまう。

保育園へは、到着が9:30過ぎそうだったら電話するようにしてる。
電話するかしないかの瀬戸際が一番焦る。
が、子らはそんなの関係ねぇので全く急いではくれない。

なお、息子と娘はなんと別々の保育園なので私は2箇所回らないといかんのだ。

娘はお尻を拭くのを嫌がるので、うんこをしたらシャワーをしないといけない。
「うんこ出たー!」の掛け声と共に私と娘は風呂場へ行きケツを洗う。

急いで体を拭き、着替えさせる。
少し前まで鬼イヤイヤ期だった娘は着替えてくれなくて、しょっちゅう寝巻きのまま保育園に行っていた。

それに比べたら楽になったもんだ。。
しかし、娘も着替えの時ふざけるので、追いかけ回して着替えさせる羽目になる。

なぜ着替えるだけでこんなに汗だくになるのか…と毎度思う。。

娘を着替えさせ、歯磨きし、熱を計って、こちらも準備完了!

という段階で、息子がうんこしてる事がある。
時刻は9:15。こうなったらもう完全にアウトなので保育園に遅れるの電話を入れる。
連絡すると気は楽になるが、毎日だと嫌になってくる。

息子のうんこを処理し、今時期は虫除けして、いざ玄関へ!

2人とも自分で靴を履いてくれるときもあるし、くれないときもある。

息子は一度履いた靴を脱いだり、靴のまま家の中にダダダ〜と走って行ったりするので、玄関でも大騒ぎである。
やっとのことで、2人に靴を履かせ、ヘルメットを装着して玄関を出る。
ここの所要時間は5分くらい。10分近くかかることもある。

外に出て走り出す息子を捕まえて自転車の後ろの席に押し込む。
なぜかめっちゃ嫌がるときがあり、なだめつつ座らせる。

娘は素直に乗ってくれるようになった。
ただし、前の席にしか乗ってくれない。

これが一年ほど前は泣き叫んで嫌がり、乗せるのに30分とかかかってたりしてたので成長である。

自転車に乗ると、娘が電動のスイッチを入れてくれる。というか、私が先に入れると怒られらる。

「なんでつけるの?」
「つけないと走らないの」
「なんで発車するの?」
「保育園に行くんだよ」

全く同じ会話を毎朝してる。

家を出る時間は平均して9:20。
それより遅いことも多々あり。早いと嬉しい。

自転車に乗ると娘はご機嫌で、いろいろお喋りしたり、大声で歌ったりしながら保育園へ向かう。

ここでの会話がかなりぶっ飛んでいてファンタジーなので、私の物語のネタになったりする。

娘の保育園の方が近いので先に行く。
自転車で5分くらい。

到着すると、娘→息子の順に自転車からおろす。
息子は脱走系なので、すぐさま手を繋がないと走って行ってしまう。

2人いっぺんに抱っこ…になることもあるので、12kgと13kgを両脇に抱えて教室まで歩く羽目になることもある。

娘は自分で靴を脱ぎ靴箱にいれてくれるので助かる。
私は息子を連れて、教室に走っていく娘を追う。

うちは登園が遅いので、みんな園庭に出てしまってる事が多い。
迎えてくれた先生に連絡帳と娘を渡す。

娘はわりとすんなりバイバイしてくれる。
娘が教室に消えると、私は今日使うものをセットする。
着替えセットをバンドで止めてカゴへ、エプロンと靴下を指定の場所へ、汚れ物入れを掛けて、ヘルメットとリュックも指定の場所に掛ける。

簡単な作業なのだが、この間、チョロ助の息子があちこち悪戯したり、よその教室に侵入したりするので、それを回避しつつなのでかなりの難易度がある。

やっとのことで娘の支度が終わり、今度は息子の保育園へ。

息子が一人の時は、彼が前に乗る。
息子は自転車に乗ると「ばー」とか「ヤイヤイヤイヤイ〜」など声を出してる。歌ってるのかもしれない。

そして雨とか降っててフードをかぶってたりすると、ET感が半端ない。
そうして私の妄想も暴走する。

息子の保育園までは、自転車でさらに5分くらい。

息子は人気者なので到着すると、友達が集まってきて顔中撫で回されている。

息子は教室に一目散に入っていき、お気に入りのおもちゃで遊び始める。
私はヘルメットを指定の場所に掛け、先生に連絡帳とリュックを渡す。

息子は年中なのでお支度は自分でやる。
彼は先生に手伝ってもらって、着替えなどを自分でカゴに入れたりしてる。
その姿が萌なので、母はこっそり覗いて見る。

ようやく二人を保育園に預けた私はスーパーに行く。

スーパーで食材など必要なものを買い、家に戻ってくると10:00過ぎてる。

私は完全テレワークなのでこんな生活ができてるのだ。感謝しかない。

家に着くと、買ってきたものを冷蔵庫にしまい、子供が食べ散らかした朝ごはんを片付け(食器洗いは後回し)、脱ぎ捨てられた衣類を拾い集め洗濯機に放り込んで、洗濯機を回す。

食べこぼしがすごいので軽く掃除機をかける。

そしてだいたい10:30くらいから仕事を始める。
私はずっとパソコンに向かっている職業である。たまにZoomで会議などもある。

午前中の仕事を終えたら洗濯物を干す。
まあまあな量があるので20分くらいはかかる。
洗濯物を干し忘れて夕方になり、ギャっとなったり、ティッシュやオムツが混入しててギョェとなることは多々ある。
(オムツ洗濯は地獄)

ひどいと洗濯物を干してる途中に他のことをやり始め、すっかり忘れて、数時間後に振り返って、ギョギョギョェとなることもある。
子を産んでからのボケ具合はマジでやばい感じになっている。

お昼休みの時刻は特に決めてないけど、キリがいいとこで1時間ほど休憩するようにしてる。
その間に、海外ドラマかアニメを観る。

今はアニメを見まくる時期らしく、平均して5〜6本を追っている。

元々本ばかり読んでいたのだけど、子を産んでから何故か読書に触手が伸びない。
アニメは1話20分くらいだからちょうどいいのかも。
映画はあまり観る気にならず。

ドラマもアニメも、SF、ファンタジー、ホラーばかりで、サスペンスやアクションも少し、という偏ったものを見まくっている。

保育園には17:00くらいに迎えに行っているので、仕事はギリギリで16:45くらいで打ち切りだ。

仕事が詰まってない時は、自分の創作などもできる環境ではあるんだけど、実際はそんなにはできない。16:30まではあっという間だ。

時間になって慌ててお迎えに向かう。

まずは息子の保育園へ。
息子は私を見ると、おおむねタタタタと走って出てくるが、なかなか遊びを終われない時もある。

先生に連絡帳をもらい今日の様子を聞いているうちに脱走してトイレに駆け込んだり、玄関に行ったり、他の教室に行ったりするので、追いかけて連れ戻し、先生の話を聞き、追いかけて…みたいな状態になる。

息子を回収すると、次は娘の保育園へ。
チョロチョロする息子を引っ張り娘の教室へ。

娘の荷物をまとめ、教室に顔を出す。

娘はすぐ出てくる。

連絡帳を受け取り、先生の話を聞いている間にまたもや息子が脱走していろいろなところに行ってしまう。
娘も便乗して駆け回るのでカオスである。

気がつくと、息子は他の子のロッカーを開けたり、先生の上履きを履いてたりするのでやめてほしい。

やめてやめて〜と追いかけ回す私。
戻ってきたところで何事もなく話を続ける先生。

先生はウロチョロ悪戯坊主に慣れている。
さすがだ。。

2人は帰りに合流すると、やたらとテンションが上がり、キャハハハハ〜と保育園の廊下を走って行き、踊りながら靴を履き、ドタバタしながら保育園の玄関を出る。

道路に出てからがまた面倒で、2人して別々の方向に行こうとするので、私は2人の手を掴み、なんとか自転車まで連れて行く。

一年ほど前は、娘の自転車乗らないブームで泣き叫んで暴れるので、乗せるまでマジで1時間とかかかったりしてた。

それが今では率先して乗ってくれる。

しかも最近は息子が先に乗るのを許してくれるので、脱走しようとする息子を抑えながら娘を乗せるという難関が一つ減った。

2人を乗せると、娘は葉っぱを欲しがるので保育園の生垣から一枚いただく。

自転車で帰る道すがら、娘は町の要所要所で必ず同じ話をする。

まるでそこに発話スイッチがあって、通過すると決まった会話が始まるプログラミングみたいだなと思う。

家に帰って来て、ヘルメットを取り、靴を脱がせ、手を洗うのだが、片方やってると、片方が何か悪戯してたり…と大騒ぎになる。

なぜ、これだけのことで…と毎度へとへとになる。

帰ってくるのはだいたい18:00前くらい。

ようやく落ち着いて部屋に入ると、私も少し休憩…と言いたいところだが、チャイルドロックを解除できるようになってしまった息子が引き出しを開けて中のものを出したり、娘に何かと要求されたりして、休息の時はない。

子供たちにはとりあえずYoutubeを見ててもらい、私は夕食の準備にとりかかる。

朝から皿洗いをしてないので、まずは皿洗いからやる。
洗い物をしながら物語の続きなど考えたりする。

朝の時にも書いたが、子供たちはYoutubeを見てたとしても、数十秒おきに何かしらのタスクをねじ込んでくるので、私はすぐに次にやることを忘れて、段取りはめちゃくちゃになる。

最近息子も、おもちゃ開けて〜と持って来たりして激しく萌なのだが、何しろ何回も来る。

そうこうしてると、ごはん炊き忘れなどはしばしば起こる。

この頃は、子供と大人で同じものを食べれるようにもなってきたが、娘が割と決まったものしか食べないので、メニューを分けることも多い。
でもその前は大人、息子、娘、で別々のものを作ったりもしてたので、だいぶ楽になった。

夕飯の準備は1時間くらいかかってしまう。
とはいえ、料理できない日はお惣菜にしたり、ファミレス行ったりもしてるので、私はだいぶ楽してる方だと思う。

息子が介護食じゃなくても大丈夫になったので助かってる。

ご飯を作ってる間くらいに旦那さんが帰宅する。すると子供からのねじ込みタスクがなくなって一息つける。

何か焼きながら、煮ながら、割とnoteを見てたりする。

ご飯が完成し、夕食。
だいたいいつも19:00くらい。

息子は30分くらいで食べ終わる。
娘はダラダラと食べる。

ご飯の途中でだいたい娘のうんこタイムが始まる。
出すのに20分ほどかかり、彼女の食事は中断する。

「うんこ出たー!」の号令でシャワーへ。
ここで頭も洗ってしまえるとめちゃ楽なのだが、娘は頭を洗うのを極度に嫌がる。

オケツだけ洗って食卓へ戻る。
そして夕食は続行する。

娘が食べている間に、先に食べ終わった息子に薬を飲ませる。
で、このくらいに息子もいつのまにかうんこをしてる。

息子は夜のうんこのタイミングで父さんとお風呂に入る。

娘が食事をやめて遊び始めた頃に片付けようとすると「まだ食べる」と言い出し夕飯が終わらない。

息子が風呂から出てくるのでオムツを履かせ寝衣を着せる。
息子はおねむモードになって大人しくなってくる。

やっと娘もごちそうさまをし、風呂への説得が始まる。
娘は風呂がとにかく嫌いなのだ。

風呂で遊べるおもちゃをあれこれ工夫して何とか入ってもらってる。

やっとのことで娘を風呂に入れ、寝衣を着せる。
この時点で20:30〜21:00。

風呂上がりにゼリー(小さいやつ)を食べるのが娘の絶対の決まりになってしまっているので、食べさせる。
無論、息子も食べる。

ゼリーを食べたら歯磨きをそれぞれする。

あとは寝かすだけっ!

絵本のリクエストがあれば読んであげる。
ちょっと前まで娘のリクエストはエンドレスだったが、最近は2冊までにしてくれるようになった。

息子は読んで欲しい本があると、垂直にもって歩いて来て、横になっている私の頭めがけてザクッと振り下ろしてくる。

それがめちゃ恐ろしく、私はギロチンマスターと呼んでいる。
本人は「読んで〜」のつもりで悪意はない…。

絵本を一通り読むと電気を消して寝る時間。
だいたい21:00を過ぎてしまう。

息子は寝室以外の部屋に脱出しがちなのだが、娘はそうすると兄ちゃんがお化けに食べられちゃうと思って、泣きそうな声で「連れ戻して〜」と懇願してくる。

子供の頃にお化けや妖怪など闇の勢力を恐れるイマジネーションはとても大切と私は思っているので、彼女の幻想を壊さないようにしている。

息子も「お化け、鬼」という単語を聞くと戻ってくるので、それなりに怖がっているのだと思う。

子供たちが完全に寝るまで1時間くらいかかることがある。
その間に私も寝落ちしないようにするのは至難の業だ。

特にやることがなければこの段階で私も寝るのだが、だいたい仕事が残っていたり、作りかけの創作物があったりする。

もちろん、全く起きれない時もある。

子供が寝たらむくりお起き出して私はパソコンの前に座る。
この時間が私の本当の自由な時間なのだ。

22:00〜3:00くらいの間に私は物語を書いたり、絵を描いたり、音楽を作ったりしてる。

寝る前にアニメを見ちゃう時もあり、気がつくと4:00とか5:00になってることがあり、あわてて寝る。

そしてまた朝になり、新しい一日の始まりだ。

これが私の舞台裏。

自分の一日を細かく書いてみるのは結構いいかもしれないと思った。
他の人が読んでも面白くないかもしれないけどw

みなさんにもおすすめです。

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