[詩から曲] 逃げる夢 by PJさんの曲を編曲してみました:行程を全部書いてみます
先日シロクマ文芸部で書いた詩に曲をつけませんか?と書いてみました。
それに神のごとく早業でメロディを作ってくれたのはPJさんでした。
この詩は歌詞として書いてないので、メロディ作りにくかったと思います。
それが見事に曲にまとめられています。
詩の内容としては、割と暗めなのですが、未来に向かっていくような曲をつけてもらって、道の先が明るい世界になりました。
そして、この曲のコード進行を教えてもらえたので、さらにバトンタッチして編曲してみました。
だいぶ大橋節になってしまいました^^;
今回のように、詩が先にあり、そこにメロディをつけてもらって、さらにそれをアレンジする…という行程で曲を作ったのが初めてだったので面白かったです。
せっかくなので、このアレンジについて少し解説したいと思います。
普段、曲の解説とかしないのですが、PJさんから曲をもらって、どうしてこうなった…の行程が何かの役にたつかもと思いまして。
◎どこからアレンジを始めるか
私は楽器が弾けないので、作曲は全て音楽ソフトに楽譜を打ち込んで作っています。
Reasonというソフトを使っています。
これをメインで使っているのは割とレアっぽいのですが…。
で、普段、曲を作るときに、私はリフから考えます。
リフというのは繰り返されるフレーズとかコード進行のことです。
メロディは最後、さらに、詩はメロディができてから考えています。
今回は、詩が先にあり、そこにメロディとコード進行がつきました。
いつもと真逆の作り方です。
というわけで、私はまず曲のコード進行を仮のベース音で打ち込み、そこに取り出したPJさんの歌を乗せました。
※PJさんの作ってくれたYoutubeの音から声だけを簡単に取り出せる21世紀の世界です。
そこにまずはリフを入れて行きました。
今回は曲調に合わせてシンプルなアルペジオで作りました。
アルペジオとは、コードを分散して順番に鳴らすものです。
◎リズムについて
この曲のBPMは150です。
BPMというのはBeats Per Minute、1分間の拍数で曲のスピードです。
150は結構早い方です。
でもこの曲はゆったり聞こえると思います。
それは、これがハーフ・テンポで作られているからです。
1分間に、150回ビートが刻まれているところを、ノリ的には半分の75回刻んでいる風に作っているのです。
文章だとあんまり伝わりにくいね。
このような曲の造りだと、始めゆったりした雰囲気の曲調なのに、途中から倍速になったような感じで作る事ができます。
何気に走っている曲なので、疾走感も出したいなと思って、後半はドラムンベースのリズムを入れてみました。
ドラムンベースは細かいリズムを刻むのが特徴です。
動画では1回目のサビ1:19くらいから少しビートが入って来て、1:51でがっつり入って来ます。
◎コード進行について
AメロとBメロはあまり起伏のないメロディで、サビで音程が動き始めるメロディを作ってもらいました。
なので、サビで疾走感を出すとかっこいいかもと思って、思い切って1回目のサビはワンコード(ひとつのコードをキープ)にしてみました。
後半はエモーショナルにしたかったので、2回目のサビはコード進行を出してみました。
◎歌について
Aメロは起伏の少ないメロディです。
これを聞いて、私は『レギオン』という海外ドラマに出て来るアンドロイドを思い出しました。
彼女?らは歌うように喋るのでした。
それで、Aメロがこんな感じのハーモニーになりました。
私の歌はほとんど場合、全く同じフレーズを歌ったものを二つ重ねて作っています。
ダブルっていいます。
Aメロは4音の和音になっていていますので、合計で8人の私が歌っています。
サビではPJさんの声も使わせていただいてます。
ちなみに、歌は、スタジオに行く時間を捻出できずいつも自宅で歌って録ってます。雑音ごめんです。
防音設備などないので、だいたい30%くらいの出力で歌っています。それはそれでライブの時とは違う声になって面白いのです。
という感じで今回の編曲をやってみました!!
いちから曲を作るのとはまるで違っていて、とっても楽しかったです。
PJさん、コラボさせていただき、ありがとうございました☆
そんなPJさんも現在コラボ企画中です。
ぜひこちらもやってみよう~!!
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