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[夢日記] 瓦礫になった家

 こんな夢を見た。

 弟の友達から電話がある。家に来たいと彼は言っているが、家の場所がどこだか分からないらしい。そこで、私がむかえに行くことになった。

 どこかの駅で弟の友達と合流する。私は彼のPHSを使って家に電話し、何番線に乗ればいいかとか話している。

 家の最寄り駅に到着してバスに乗る。駅前に新しい店がたくさんできているのを発見する。

 このあたりから弟の友達の存在が消えて、私一人になっている。一度バスの中でPHSが鳴るが、ガーガー、ピーピーいっていて何も聞こえないので切る。

 バスから降りて、今すぐ着くからと家に電話する。

 家の近くの道路で親子らしき3人がバスケットをしている。父親と娘と息子だ。女の子が私を邪魔してなかなか通してくれない。

 向こうから素っ裸の男が笑顔でブランブランと走って来る。

 ふと横を見ると、家が倒れていて、瓦礫の山になっている。家に着くと、家も倒れて瓦礫の山だ。

 私は母にどうしたのか訪ねる。母は「スケートボード禁止地区に指定されたのよ。お父さんが帰って来ないとまだ何もできない。」と言う。

 瓦礫の山を見渡して、私は家ってこんなに狭かったけ? と思う。

 上の方を見ると、三階建てのビルの上に素っ裸のマッチョ男が数人ポーズをとっている。

 母がお金のことでブツブツ文句を言い出す。私は「裁判しようよ、勝てるよ!」と母に言う。ここがアメリカならこれが非道な事だと分かってもらえるのに、と思う。

 私は近所の中学校へ襲撃に行く。何故だか悪いのは中学校だと思っている。中学生のガキどもが水鉄砲で攻撃してくる。職員室が閉まっているのでガラスを割ってやろうかと思うが、思い止まる。

 (現実世界で)実際に電話が鳴る。
 起きて電話に出る。
 夢に出てきたのとは別の弟の友達からだ。
 また寝る。

 どこかの食堂(スキー場らしい)にいる。家を失った私たちはこの食堂でご飯を食べなくてはならない。

 ご飯を買うために並んでいると、私の後ろに並んでいた母が先に先に買おうとする。私はムカついて「順番でしょう」と怒る。

 レジの親父はカリカリしていて不機嫌そうだ。和食と洋食のどっちがいいのか、ぶっきらぼうに聞いてくる。私は和食を選ぶ。

 財布を出すと、五千円札しかない。母が後ろで千円あるよと言うが無視する。五千円札を渡すと、レジ親父が「そりゃあ、いい」と言う。

 お釣りを待つ。親父はもう次の人の相手をしていてお釣りをくれない。私がいくら「お釣り下さい。」と言っても無視される。ムカついてくる。

 誰かがこの親父を怒らせると金を取られると教えてくれる。ますます腹が立ってくる。私が何をしたというのだ。

 私はテレビのレポーターになってコメントを言う。

 家を失った人のレポートなのかレジ親父のレポートなのか分からないが、「喋れない子供もいるのに…」とか何とか言っている。心の中では、この定食が五千円だとバカヤロー! と思っている。

1996.04.9

(DendoRocK KakaLIA 夢日記より抜粋)


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