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[音楽レビュー] 聞いてほしい:胸に迫る戦争がテーマの曲7選

戦争がテーマになっている曲は古今東西、星の数ほどあります。
第二次世界大戦やベトナム戦争の影響で、60~70年代に多く作られたんだじゃないかな。

もちろん現代でも多く作られています。

今日は、数多くある歌の中から、若い世代の人にも響くのではないかと私が勝手に思う曲を挙げてみたいと思います。
歌詞が伝わった方がいいかもと思って今回は邦楽に絞ってみました。

音楽で世界は変えられないかもしれない。だけども音楽で人の心を動かすことはできると私は信じています。


◎島唄

by THE BOOM

この曲が反戦歌だってあまり知られていないような知られているような。
第二次世界大戦時の沖縄戦に想いを寄せて作られたそうです。

繰り返す哀しみは島わたる波のよう
ウージの森であなたと出会い
ウージの下で千代にさよなら


◎すてごま

by THE BLUE HEARTS

1992年に可決されたPKO協力法に言及した歌だと言われています。
PKOとは、国連平和維持活動のことで、平和維持活動として、紛争地に自衛隊を派遣するというものです。

そのころ、ブルーハーツは「PKO TOUR (Punch Knock Out Tour)」という名のツアーもやってましたね。

君 ちょっと行ってくれないか
すてごまになってくれないか
いざこざにまきこまれて
死んでくれないか


◎アルケミラ

by リーガルリリー

アニメ「86―エイティシックス―」のエンディング曲。
このアニメが戦争がテーマの物語なので、その世界を彷彿とさせる歌詞になっています。

眠ることは難しくないと君のことを考える
静かな爆撃が耳元をつんざいた

気持ち悪いこと治してからでいい
世界の平和を見ること
頭がおかしくなってしまいそうだ!
両手を左に傾けた


◎ハナヒカリ

by リーガルリリー

彼女たちの曲からもう一曲。

戦前の兵隊さん
綺麗なものが好きな人
あなたはね これから街のどこをみるの?
僕のどこをみるの

ハナヒカリ思い出せ
夜の空の放物線
飛び交ったF-16光る君はあれに乗らないで


◎平和の琉歌

by サザンオールスターズ

サザンバージョンのいい動画がなかったので、ネーネーズバージョンで。

この国が平和だと誰が決めたの?
人の涙も渇かぬうちに

アメリカの傘の下 夢も見ました
民を見捨てた戦争の果てに

蒼いお月様が泣いております
忘れられないこともあります


◎月

by タテタカコ

美しいピアノの旋律とは対照的に壮絶な歌詞の内容です。
タテタカコさんは憑依型のシンガーソングライターだなって私は感じています。
巫女的なシャーマン的な、歌で人を開眼させちゃうような、そんな声なんです。

想いを託した涙の滴が
母の目から零れ落ち 流れ落ち
風に乗った

すすきのなる頃 惨劇が
あの人を連れていった
生きて生きて帰ってほしい
その両手で抱きとめてほしい


◎赤い実

by タテタカコ

もう一曲。“生き別れ” を彷彿とさせる、何か物語の感じる一曲です。

赤い紙と君が
両手ふさいだ木の影で
息をのむたびふるえをおさえる
ココには声はなく

ひそむ風 別れを知り
きっと君に帰るとそれだけ
かなうものか?
失うのか?
きっと君に帰るとそれだけ


ひとつでも刺さる曲があったらいいな。

◎おまけ

私も一曲だけ戦争がテーマの曲を作ってます。

あずみのさんのAIアートに触発されて作った曲です。

戦争は何も生まない
ただ奪うだけ奪うだけ

憎しみは空をかすめて
ヒトの心に巣食うから

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