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子育て関連

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2016年生まれの男の子(21トリソミー)と、2018年生まれの女の子の子育てにまつわるお話
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#言語

[コラム] 言語の海原を渡る:オノマトペの話

ダウン症の息子の繋がりで面白い絵本を教えてもらった。 「あいうえオノマトペ:ことばを育てる絵本」 元はカードだったそうだ。 オノマトペというのは、風がびゅーっと吹く、とか、犬がワンワン鳴く、とかの、音を言葉で表現したものだ。 日本語だと擬声語という。 オノマトペは言語を習得中の子たちに入って行きやすい。 小さい子とお話するときは、「雨降って来たね」と言うより「雨がザーザー降って来たね」と言う方が伝わりやすいのだ。 言葉の習得がのんびりな息子は3歳のころから言語指導を

[コラム] 言葉と人間と自己と他者

 今日は、人間がどのようにして言語を習得し、自分自身とこの世界の関係を認識していくのか、我が子を観察して私が感じとったことを、SFっぽい解釈でまとめてみようと思う。  うちの娘は2歳6ヶ月。  ここ1ヶ月ほどで語彙力が一気に高まった感じがある。  ほんの数ヶ月前までは、親の会話を聞いていたんだな、保育園で言ってるんだろうな、と、ある程度、言語の取得ルートが想像できたし、会話が成立しても、真似事の域を出ないレベルであった。 「あさよー!」 「ねんねしますよー!」 「これな