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バトンがウチに回って来たな、、、って話

話題に上がって2年越しにバトンをキャッチ出来た

今、ママが購入した「極(hypermix)age mix」ってクラブ曲詰め込んだCDをbgmにして、記事を書いてるけど気分に全く合ってない笑
めちゃくちゃミスマッチやわ笑

まっ、んなことは置いといて、、、

今日は、「好き!これは大好き!」ってTwitterで叫んだ小説の感想を
つらつらと述べようかと思う☺︎


そんなウチの心を鷲掴みした作品が、
2年前の2019年に本屋大賞受賞した作品
瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」

恥ずかしながら、「これでっせ!今回の本屋大賞受賞作品!」って本屋さんで、
アピールされてるの見かけて初めて知った作品なんやけど、、、(確か
題名はさることながら、表紙デザインのインパクトよ!


見てもろたら分かると思うんやけど、
これは!初見でも!気になった人は!絶対に!手に取るって!!!
※事実、目に入ったウチは即行で手に取ってあらすじ確認した笑

でもなこれ、2年前の事やったんよなぁ〜
購入して読んだんは、約2年後の今日なんよなぁ〜
当時は、その表紙のデザインのインパクトに衝撃受けて、そこで満足して終わってたんよなぁ〜笑

今回実は、他に欲しい書籍があってそれを購入する次いでに思い出して、
購入した書籍やったんよな笑

でも、次いででも購入してよかった、、、
3時間で読み切った!

※以下しっかりネタバレの入った感想文になっちゃうよ※
※感想文も熱がこもってめちゃくちゃ長くなってもうてるよ※

いざバトンをキャッチしてみたら優しさと愛情に包まれてた!

ざっくりあらすじ説明すると、
大人の都合に振り回され、血の繋がらない親の間で何度も家庭環境が変わりながらも、どの親からも惜しみ無い愛情を注がれてきた女性のお話しやねん☺︎

読み出してイメージした情景があんねんな?
それが、この記事のイメージ画像につこてる小川やってん。
海外赴任を機に別れてしもたホンマの父も、
あまり言葉を交わすことがなくとも、ピアノを準備してくれて懐の大きさを見せてくれた2番目の父も、自分が思う父親像をズレた方向で押し付けてきつつも、
主人公が「また家族が変わってしまうかもしれない不安」を脱ぐってくれて、
気がついたら「この生活が続くんやろな」思わせてくれた最後の父も、
形や関わり方は三様の方法があれど共通してたのは、
「主人公の父として、彼女の事を大切に想い愛情を注ぐ」やねんな。
そんな止まることは決してない穏やかな愛情の小川を、ずっと進んで行く小舟が彼女なんよな。
彼女の父達や継母、周りの人や環境への感情は小川の途中にある、
大小様々な障害物のイメージやって。
小川を流れてて障害物にぶつかって止まりかけても、
常に流れ続けてる愛情の水のおかげで、上手く乗り越えて行くイメージやった☺︎

継母の性格と彼女が主人公に対して注ぐ愛情からの行動のおかげで、
感じて当たり前なネガティブな感情とか諦めを、流して諦めて呑み込んできた訳。もちろん、彼女からも大切にされて来てたことを解っていた主人公。
継母が行動タイプって理解してても、時たま起こる主人公の心の葛藤の激流は、
読んでて胸が詰まる想いやった笑
こう、突然、穏やかに真っ直ぐに進んでた先に崖が出て来て凄い勢いと量の愛情に、水天直下で叩き落とされて状況にも気持ちにも追っつけないまま進んでいった感じやな笑
どの時も、小舟は必ず落ちた先ではしっかり穏やかな流れに包まれるんやけど☺︎

主人公が3歳の時に実母は事故死で亡くなって、
小学校2年生の時に継母と出逢うんよな。
主人公は、彼女と打ち解けてすぐに仲良くなって家族になるんよ。
で、小学校4年生の時に父の海外転勤について行くか、継母と日本に残って過ごすか、主人公は選ばされる訳。
あれやこれやと海外転勤に対してのネガティブ伝える継母、
無難に通りいっぺんなポジティブな内容で海外転勤を伝える実父。
理解が出来る様になったとはいえ、まだゆうて小学生の主人公に酷な選択させるやん!?とは思ってもうたけど、勝手に決めて進められるのも嫌やしなぁあ、、、って複雑な心境で読んでたわ笑

離婚した実父と継母、結局、継母について日本に残る様にしたんよな。
慎ましい二人暮らしをする中で、主人公が初めて自分から欲しいと願ったピアノに対して、「これは何がなんでも絶対に叶えないと!」で動く継母。
結果、2番目の父が突然出来るってゆうめまいものの展開な笑
ピアノと一緒に突然出来てた新しい継父と環境に、無理矢理、自分を納得させる主人公。
思春期真っ只中での変化に対して気持ちと折り合いをつける様に、
一心に手に入れた立派なグランドピアノを弾く主人公。
ここでも、過去現在とどうも出来んて解ってる環境で、
唯一、心を平穏にしてくれてたのが最上の状態を保たれ続けてるピアノを引く。って事も、胸を締め付けられる想いやったな〜、、、
あと、継父との関係は深く関わることはなかったけど、
常に気にかけてくれる継父との関係はエモいなって思った笑
そんな2番目の継父は、小舟が愛情の水を流れるなか近くは無いけども、
視界には常にしっかり入り続ける距離を保って、上空で並んで小舟を見守り続けるオオワシってイメージやった。
※いや、小川のイメージ何処いった?笑

最後の継父は、主人公が
「飛び立つ場所も、戻ってくる場所もあなたの所だけです☺︎って、
宣言するぐらいに1番主人公に安らぎと安心を与えてくれてた存在なんよな。
父親ってこうやろう?娘を持つ父親はこうでないと!って、
思い込みとズレた発想で主人公を見守り続ける3番目の継父な笑
良くも悪くも、父親から程遠い彼w
でも、マイペースで残念な人って思われながらも常に主人公を
大切に想って、接してくれてた憎めない人やった笑
彼は、常に”食”で愛情を注ぎ続けてたな〜
主人公が作ってくれた食事は、絶対に美味しい!って残さず食べてくれる。
主人公に対して、色々な理由で様々な料理をしてくれる。
そんな最後の継父は小舟が障害物にぶつかった時程、これでもかいなっ!ってーぐたいに川の幸を小舟に無理矢理積み込ませてきた川の主!ってイメージ笑

次のあなたにもこのバトンをぜひ受け取って貰いたい

いや、なんかめちゃくちゃ各親のイメージ羅列になってもうたけど!笑
全体的に、凄い幸せに包まれる様な気持ちになる作品やった☺︎
この類の題材ってえてして、重く暗くなるイメージが強いんやけど。
瀬尾まいこさんは、重く暗くなる瞬間があってもそれをあまり感じさせないストーリーにしてはって、読みやすかった!

各親との関わりとの間に挟まれる、主人公の交友関係とか恋とか、、、
ここら辺は、情景がまざまざと見えて苦々しかったりもどかしかったり、
ウチの感情もジェットコースターやった、、、笑

高校生特有の理不尽さとか身勝手さとか、そこら辺が冷たく硬い障害物である程、主人公に真摯に向き合って各自の愛で包まれる瞬間が際立ってて、気持ちが不幸に引きずり込まれる事がなかった。
読んでて、心がザラつく瞬間は何回もあったけどそれが気になることはほとんどなかったな〜

ウチは、この作品の主人公の親子関係と全く当てハマる部分はなかったけど。
今までの人生の中で、両親以外にも目をかけてくれはって両親とは違う形で、
愛情を注いでくれはった人達を思い出して、嬉しくおもった☺︎

優しさとか愛情って単語に惹かれたあなた、
ぜひ、優しい口当たりの緑茶をお供にゆっくりと
瀬尾まいこさんの表現する「優しい愛情の世界」に浸って見て欲しい☺︎
そんな作品やねん☺︎

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