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直近3か月で読んだ、オススメしたいビジネス書3選

ここ最近、Kindle書籍のセールが立て続けに発生しており、本を爆買いしています。
一時は「2020年に読む本買いそろえた…!」と思っていましたが、本はあるとあるだけ読みたくなってしまうので、爆買いと爆読みのいたちごっこです、はい。
(スピード感もって読んでいる分、細かい理解はできていないと思うので読みなおしたい所存)

まだまだ社会人としてはぺーぺーですが、そんな自分なりに直近で面白かった本を3冊ピックアップ。
それぞれ、①事業戦略 ②ブランディング ③組織の仕組み作り についてと多岐にわたっていますが、どれも非常に読みやすいので、自分のようなビジネス初心者にもとってもオススメです。

個人的には①でビジネスを創るということの全体像をざっくりつかんだ上で、②③を事業全体のどこに位置づけられるのか、どんな意味があるのかを考えつつ学べたのが良かった…ビジネス面白い…

①優れた競争戦略は、誰かに話したくなるくらい面白い

上司がほろ酔いの勢いで、友達に言うくらいの感覚で「これ面白いよ!」と帰り際に紹介してきた本(笑)

事業の競争戦略にまつわる本なので確かに難しかったけど、たくさんの事例と軽快な語り口で、まさに「ストーリー」を読んでいるような気分。
かなり読み応えはあったけど、読んで良かったと自信をもって言える。

他社との違いの作り方、事業戦略作りでおさえるべきポイントなどが豊富な事例と共に丁寧に書かれているので、ビジネスを創っていく立場にある人はもちろん、自分みたいな若手社員にとっては今関わる事業の構造・強みや弱みの理解に役立った。

会社の規模が大きくなればなるほど全体像って見えづらくなるし、若手の内は特に目の前の業務だけに意識がもっていかれるけど、現場での気づきを組織視点でとらえなおせるようになると、上に意見通りやすくなるのでオススメ。
主体的に動ければ動けるほど、仕事は楽しい。

②中小企業にこそ必要!ブランディング=組織を強くする経営戦略

ブランディングの基本について知りたい人にオススメ。
私個人は社内でこの手のことに関わっている訳ではないけど、今組織で何が起きているのかを把握するために一読した。
(結果的にとある事柄でアイディアが一部採用されたのが最近一番嬉しかったこと。ふふふ)

ブランディングっていうと、マーケティングのために考えるものでしょ~売るための施策でしょ~って考えやすいかもしれないけど、この本は、ブランディングとは「企業の柱を見つけ、育て、強くする一連の過程」であり、「自社やプロダクトの価値を磨き、高める経営戦略」であると語っている。
プロダクトの最前線から従業員の振る舞いにいたるまで一気通貫する経営戦略である、と。

他社との差別化みたいな点では1冊目にご紹介した「ストーリーとしての競争戦略」と重なるところもありつつ、本書では、勝ち続けるための強い組織作りについて学ぶことができた。

インナーブランディング(企業ブランドや価値、方向性を社内に浸透させること)という点では、過去に読んだ「ゴールド・スタンダード ザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニー 世界最高のお客様経験を作り出す5つのリーダーシップ法」などとも関連付けることができて面白かった…
ビジネスにおける価値提供ってこういうことなのねと色々と腑に落ちる…

③実現したい価値を提供するプロセスを仕組み化する

無印良品の店舗オペレーションマニュアル「MUJIGRAM」をもとに、組織の仕組み作りについて語る本。

組織の実行力を高めることやノウハウの蓄積、社員教育の効率などのメリットを上げながら、いかにして仕組みを作るのかのポイントを述べている。

マニュアルって堅苦しいものとか行動を制限するものとかって感じやすいかもしれないけど、先述のインナーブランディングによって浸透した組織として目指す姿・サービス提供プロセスを具体化したものだし、そういった指針があるからこそ全従業員が一定以上の価値を提供できるんだと、ここでもまた繋がりが見えて感動。

現場が思い付きでそれぞれが良いと思ったことをやるのではなく、ノウハウを蓄積すること。これは組織の資産になるし、上流でたてられた戦略がまさに現場で体現されることにもなる。

ただの説明書ではないから、目の前の仕事にどんな意味があるのかを1人ひとりが理解しながら取り組めるし、この一貫性が組織を強くするんだなあ、と。

軽い気持ちでひょいと作れるものではないけど、自社でもこういったもの作りたい…!

2つ上の役職の視点をもつ

以上、ここ3か月で面白かったビジネス書籍3選でした。

ビジネスパーソンとしてはぺーぺーなので、完全に理解ができたわけではないけど、ざっくりでも理解ができたことで仕事がやりやすくなったのは事実。

それは能力が急に上がったとかではなく、マネージャーとある程度共通言語を用いて話せるようになったということ。
自分より2つ上の役職の視点を持とうとはよく言われることだし、大事だろうとは思っていたけど、特にその重要性と価値を感じる今日この頃。

知識ばかり詰め込んで頭でっかちになることには何の意味もないけど、やはりある程度知識がなければお話にならないので、これからも引き続き細々お勉強したい次第。

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