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くだらん

あれは10年前のこと。

長男が小4の時。
事件は起こった。

電話なる。
学校の教師から。

ゆあんくんがお友達に
ケガをおわさせて、相手の親が
ブチ切れて
謝罪を要求してると言う。

一旦、わが子の言い分を聞くから
折り返すと電話を切る。

本人曰く、
A くんという子が
ゆあんとBくんに
「お前ら、喧嘩せえ、」と
吹っかけてきたらしい。

ゆあんは、
「嫌じゃ」と
言ったけど
Bくんが
殴ってきたので
押し返したら
Bくんが後ろに転げて
足首をケガした。
とのこと。

え??
これ、先生話聞いた?
ゆあん、この話ちゃんと
先生にしたん?と。

いやいやいやいやいや~、
誰が一番問題か。

え?わかるやん。
Aくんやん。

ちょっと、まあ待てと。

先生に連絡。

話は聞きました。
ちなみに先生話聞いて理解しました?

誰が悪いかわからへんのですか?と。
確かにケガさせたことは
謝ります。

ただし、こちらも
子供の盾になりまっせ。と。

Aくんの親も呼び出してもらいましょうか。
Bくんの親に
みんな揃ったうえで謝りますわ。

言いたいことあるんやったら
聞きましょうか。
わたしは、子供もから
聞いた話では
やくざみたいなAくんと
ちんぴらみたいなBくんに
巻き込まれただけやと思うんですけど
その子らがうちの子より
悪くないって言うんなら
どうぞどうぞどこでもでまっせ。
気に入らん、なんか文句あるんやったら
言い分聞いてあげるんで
セッティングしてください。先生。

と。

まあ、どっちの親も
出てこず、、
先生も今回はということで
その事件は終わった。

ゆあんには、
「ええか、どんなに
腹が立っても、ムカついても
手だけは出すな。
口があるだろ、口で言い負かせ。
とにかく手は出すな。
喧嘩両成敗。
相手にぼこぼこにされて
一発だけ殴っても
両成敗。
喧嘩っちゅうのはそういうこと。
絶対に手は出すな。
わかったな。
二の舞は踏むなよ。」と
こんこんと言った。

小学生の時期の喧嘩なんて
かわいいもんだ。

やから、小学生で
痛い目にあえたのはラッキー。

ゆあんはそれっきり
手は出さず、
しっかり口で言い負かし
実力で
先輩だろうが同級生だろうが
ゆあんには頭があがらん
構成がどうやら
成り立ってる様子。

そして、今日。
次男あんじが
学校でよく似たもめ事を
起こしたと本人から
告知された。

口で言い合いをして
あんじが一発手を出したことで
相手がケガをしたらしい。

ラッキー。

すかさず、ユアンと同じことを
言った。

ええか、あんじ。
そうやって言い合いしても
一発手を出したら
アンジが不利になる。
相手がどんなにひどい奴でも
関係ない。
手を出したほうが悪くなる。
そんなん腹たちやろ?
でも、社会はそうやって
見るねん。
やからな、
絶対に手は出したらあかん。
どんなに腹立っても。
一回目の失敗が
大事にらならんで済んで
良かったけど
これ、骨折でもさしてみ?
えらいこっちゃやで。
そこまで考えられへんやろ、
やからとりあえず
手は出すな。
ええか。わかったな?
相手が悪かろうが
手を出した方を悪いと判断される。」

ええ経験した。
ラッキー。

これは口では教えられん。
体験してくれんと。

中学生からは
ちょっとグレードが上がる。
身体も態度も大きいなるし
こじれ方も半端ない。


わたしは女やけど
時代が時代やったのもあって
タイマンもリンチも
なんぼでもあった。

いちいち、ぼこぼこにされたって
親や先生に言うこともなかった。

今考えたら
警察沙汰。

あ、死ぬ。って
思ったこと
何度かある。

そんな経験って
同棲代でも
そんなおらんかも。

でもわたしは
ほんまに小学校も
入学式からいじめがはじまり
高学年に学校の帰り道に
ずっと追いかけられたり
中学校はとにかく
先輩と、
同級生のヤンキーにやられた。

高校も一年生の時まで
先輩、同級生
他校含め
あってあって。

私の人生って
ずっとそう。

とにかく、目についた。
としか
思えない。
存在が嫌いだった。
と、大人になって
カミングアウト
受けたことあるし。

存在が嫌って、なによ。って。
そんなことで
目つけられて、ぼこぼこに
されてたん、わたし。

あ、もうここで
私の人生終わった。って
何度も経験すると
結構いろんなことが
くだらん。って
思うようになった。

くだらん、
しょーもない。って。

自分が相手より年上とか
年下とか
先輩とか後輩とか
どっちが経験値が高いとか
友達がどんだけおるとか
誰と付き合いがあってとか。

くだらん!!!
って。

ひとりでいてることを
なんか周りは
かわいそうとか
そんな風に言うてくる。

今でいう、ぼっち。ってやつ。

あんじが
ぼっちになりたくないって。

は?ぼっち?ってなに?

ぼっち上等。
なんも恥ずかしくない。
なんも格好悪くもないし。
かわいそうでもない。

くだらなさすぎる。

好きでもない、
興味もない、
教官もできん奴らと
一緒に時間過ごす方が
もったいない。

わたしは
ずっともったいないって
そう、生きているんだな~って
細菌すごい思う。

くだらんとは
思わなく貼ってきたけど
もったいない~って
私の時間大事、貴重。

明日死ぬかもしれん。
そんな急死する未来。

小さい時から、感じて
生きている。

あ~~~~殺される。って。

で、死ぬぐらいなら
自分が好きなことだけ
したい。
自分が一緒に居たいな
会話したいなって
思う人とだけでいい。

そして家族が何よりも大事。
って、思って生きてきた。

私のお父さんと
お母さんって
おとんとおかんだけ。って。

だから、いつも
おとんかおかんの
傍にいた。

食べたいものを最後に残すなんて
選択もない。
一番食べたいもんから
食べる。

毎日がスペシャルディ。

そうやって生き抜いて
今もそう。

毎日、生きるか死ぬか。
ちゃんと命があると
自覚していきている。

だから、こんな生活で
こんな仕事をしている。

自分の時間は
とても貴重なもの。

誰と過ごして、何をするか。
何を学び、何を経験し
なにを得るのか。

くだらんか、
貴重か。

ゼロか百。

もう死ぬ、もうない。って
思って生きてる。

でも、まさか
こんなロングリレーで
3人の子供が出て来るとは。

「まだ死ねんぞ。」と
お上さんからのメッセージ。

おかんになったら
絶対に子供たちが
自立するまでは
死ねん。

まあいうてそんな
立派なおかんでもないけどね。
わたしがおらんでも
みんなやっていけるけどな~~。

こんなブログも
いつか死んでから
子供たちが
見返してくれたらええと思う。

自分の人生の
心の中の整理じゃな。

人生なんて
あっちゅうま。

子供の寝顔を
毎日じーーーーと眺めて
眠りにつく。
最高に幸せ。

子供たちはどんどん成長していく。
目にしっかり焼き付けておきたいのに。。。

ひとり、子育てが終わったからこそ
思う。
しみじみと。

あと二人も一瞬なんやろうな~~。

くだらん経験を一杯積んで
どっかでくだらんことは
みんなポイって捨てられる
人生を歩んで欲しいな~。




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