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ティーペアリングの最高峰を京都で味わう

フレンチにワインは当たり前。これからはティーペアリングで楽しむのがグルメの常識になる?

思わずそう感嘆してしまうティーペアリングディナーを体験しました。京都は八坂通に佇む、京都を代表するフレンチMAVO。この3月に再開した新しいお店は、鉄板焼きフレンチでのティーペアリングへと進化していました。

1日限定6席の完全予約制。18時に一斉スタートし、目の前のオープンキッチンで、旬の食材を使った一期一会の料理が供されます。そしてなんといってもお目当ては料理に合わせた日本茶がグラスでサーブされるティーペアリング。ティーペアリングの第一人者・西村シェフ自らが吟味したスペシャルティーは、ワインに勝るとも劣らぬ個性的なラインアップ。

コースはアペリティフのほうじ茶スパークリングからスタート。見た目はまるでシャンパン。ほうじ茶をシナモン、カルダモン、八角などで香り付けして、リンゴのビネガーを加えて炭酸で割ったスパークリングティは、ほうじ茶のさっぱりとした味わいとソーダ、ハーブが一体となった泡に気分が上がります。

真っ黒な竹炭パンに羊肉の旨みがジュワッと広がるスタイリッシュミニバーガーには、美しいロゼワインのようなほうじ茶。ベースのほうじ茶にビーツで色付けし、ハイビスカス、ローズヒップ、バラが香る華やかな味わい。

クルマエビと朝採れ筍、帆立貝のソテーには、シナモンが香る抹茶入り玄米茶をペアリング。トンカ豆やバニラで香り付けされており、ほのかな甘さが魚介の旨みを引き立てます。

白身魚とホタテ貝柱のソテークリームソースには、旨み濃厚かつ後味が深いかぶせ茶。日本茶ながらもソースに負けない強さ!

そしてメインディッシュ、和牛のステーキ赤ワインソースには、スモーキーな味わいのほうじ茶をペアリング。ドライフラワーのマローで色付けされたその姿はまさに赤ワイン。シナモンとクローブのスパイシーな香りが赤味のお肉にぴったり。

最後は西村シェフ自らが、シングルオリジンの最高峰煎茶を入れてくださいます。大満足!

ティーペアリングで供される日本茶は、品評会レベルのほうじ茶や煎茶を、ハーブやドライフルーツ、エディブルフラワーなどの香りや味でドレスアップしたもの。スペシャルティーを作る過程を特別に見せていただきましたが、その姿も美しい!

いま最も京都で伺いたい店、MAVO。お値段は張りますがその価値は十分!一度体験したら世界が変わります。ぜひ西村シェフが作り上げる世界最高のティーペアリングをご堪能ください。

●MAVO♾
https://yoyaku.toreta.in/mavo/#/

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