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乳幼児のための手作りビジーボードなど

「グリーンヒル奥沢保育園」は世田谷区にある認可保育園です。
0歳児から5歳児までの定員は50名です。

0歳児クラスには「ビーズコースター」や「ガラガラ」などと共に、「ビジーボード」が配置してあります。

ついたてに取り付けており、子どもたちはつかまり立ちをしながら、ビジーボードについたチャックや鍵を興味深そうにつまんだり叩いたりしています。
100円ショップで揃えられる材料が多く、ご家庭で手作りしている方も多いようです。

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ほかにも「ペットボトルのスノードーム(振ったり転がしたり)」「チャック付き小銭入れ(中にカードが入ってる)」「ティッシュボックス(中に布が入っていて、何度も詰められる)」など、子どもに身近な道具をおもちゃにしています。

大人が生活の中で触れるもの、音が鳴るもの、仕掛け(チャックやふたなど)があるものへの興味が深く、意図的にそのようなものをおもちゃとして置いています。

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オーガンジーの布も人気があります。滑らか手触りとカラフルな色合いが良いのでしょうか。
布にハリがあり、くしゅくしゅっと手の中に丸めて開くと、ぽんっとはじけたように広がります。

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オーガンジーの布でいないないばあをすると、布が透けて隠れているのに相手の顔が見るというのもおもしろいようです。

子どもの興味を引き出せるように、保育士も試行錯誤でおもちゃを置いているのですが、意外にも0歳児に最も人気があるのは「しゃもじ」。
しゃもじのヘラのつぶつぶ・ザラザラの部分を舐めたりさわったり、感覚を刺激して楽しんでいます。大きくて軽く、誤飲や怪我の可能性も少ないので、ご家庭でも気軽に試せそうですね。

ただ触っているだけのように見えてもそれが脳の刺激になっていたり、「ものが隠れる→再び出てくる」「上から下へものが落ちる」「水はつかめない」など、身近なものとじっくり関わる時間が乳児期の成長に深くつながっています。


奥沢