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子どもが自由に使える工作用具、保育士の工作の教え方

「グリーンヒル奥沢保育園」は世田谷区にある認可保育園です。
0歳児から5歳児までの定員は50名です。

子どもが自由に使える工作道具、画材置き場

年長クラスには大きな画材置き場があります。

のり・はさみなどの文房具、各色のおりがみや画用紙、クレヨンやえのぐなどの筆記用具、工作に使いやすいトイレットペーパーの芯や牛乳パックなどの廃材が置いてあって、子どもたちが工作を作りたくなったら、自由に使うことができます。

「汚れても大丈夫なように作業机にレジャーシートを敷く」ことと、「自分で後片付けをする」ことが、工作をする際のルールです。

片付けの際に「給食の時間までにお片付けを終わらせるには、いつ頃からお片付けを始めればいいかな?」というスケジュールを子どもなりに考えて、行動をする姿も見られます。
小さな自立の始まりです。

工作の作り方を「教える」のではなくて「見せる」

工作は基本的には子どもたちに自由にさせていますが、新しい道具の使い方を教えたり、今まで使っている道具でも「こんな風に使うと今までと違うことができるよ」などと教えたい場合は、保育士が実際に作品を作って見せるようにしています。

興味がある子どもは保育士のそばに寄ってきて、作業をじっとながめます。
そうすると、見ていたことを自発的に試行錯誤して再現しようとします。

保育士が子どもに対して「教える」のではなく、あえて「見せる」ことで、子どもは「自分の力で作品を作っている」という意識が高まるのかもしれません。

自分の工作を自分で管理する

できあがった作品は、各自の工作ロッカーに自分で保管します。

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作品は溜まっていきますが、毎週金曜日にリセットをする決まりで、「来週になってもまだ使うものはとっておく、もう遊ばないものは捨てるか、おうちに持って帰る」という風にしています。

たくさん溜まってしまいますからね。


奥沢