小さな夏のお楽しみ会、コロナ禍での行事活動
「グリーンフィールド上野毛保育園」は世田谷区にある認可保育園です。
0歳児から6歳児までの45人の子どもたちと過ごしています。
8月に『夏のお楽しみ会』を行いました。今年度になって初めての行事になります。
今年は感染症の影響で入学式やピクニックなど行事活動を例年通りに行えませんでした。
保育園が再開されてからも人が集まるようなことは避けていたのですが、「子どもたちに夏の思い出を作ってあげたい」と保育士から提案があり、実施することになりました。
特に今年度で卒園してしまう年長さんへの想いが込められています。
しかし、感染症対策は徹底的に行わなくてはなりません。いろいろ話し合った結果〈クラス回遊型〉で夏のお楽しみ会を行うことにしました。
工作で作った遊びを各教室に準備しておいて、そこに子どもたちが保育士と一緒に遊びに行くという形です。
遊び方を書いた説明書も用意していますが、基本的に遊び方は自由です。
例えば「輪投げ」の場合、的棒と投げ輪は準備していますが、遊び方の細かいルールは子どもが自分たちで考えます。
「列になって順番にやろう」とか「○○ちゃんは小さいから近くから投げようね」とか「ここに入ったらすごいから点数高くしよう」など。
もちろん脱線もするので保育士がある程度導きますが、基本的には子どもがどんどん自分たちに合ったルールを作ってゆきます。
（小さな子どもたちは保育士が誘導します。）
やはり一番の力作は年長さん。絵本『きんぎょがにげた』の金魚のぬりえを事前に保育園の子全員に塗ってもらって、それを切り抜いて壁に貼って、自分が塗ったきんぎょがどこにあるか探してもらいます。
その他の部屋の飾りも可能な限り子どもたちが楽しみながら自分たちで作りました。紙工作の「ちょうちん」も立派です。
他に「金魚すくい」や「ボーリング」遊び。「かき氷」や「スライム」も作り、最後は夏らしく、みんなでスイカ割りをしました。
もうしばらく、人がたくさん集まるのははばかられるので工夫が必要ですが、上の子が下の子と接点をもつ機会を少しでも作ってあげたいなと思います。
